赤い羽根募金や〜めた

自治会ごとの赤い羽根募金戸別訪問が今年もやってきた。けど、今年は断った。去年は「一応1世帯当たりにお願いする目標額」が300円だったのに今年は400円の“値上げ”だ。納得がいかなかった。
配られてきた赤い羽根募金の地域版チラシには、“値上げ”の理由は何も書かれていない。書かれてあったのは、圏内の昨年度の寄付金約12億9000万円、今年度の目標は約12億6000万円。なんだ、目標額去年よりも減っているじゃないか。なのになんで33.33%の“値上げ”なんだよ。
チラシに載っている共同募金会支部に電話してみると、「地域でも目標額は昨年度と変わってませんけれど、他の法人、街頭募金が不況で減ってますので戸別訪問での募金を多くしたい」からだという。
確かに全国的に見ても、募金実績の構成比の推移を見ると、戸別募金の比率はどんどん増えている。バブル時代ピーク後の平成1〜5年は66%程度だったが、その後は徐々に比率が上がり、11年には70%を突破、昨年度は73.5%に達した。反面、法人募金は5年の18.9%をピークに減り始め、昨年度は13.3%に落ち込んでいる。「取れるところから取ろう」というのは、何かサラリーマン増税を彷彿とさせられるのだ。
赤い羽根+戸別訪問というのは、正直心理的に断りにくい。訪問して来る担当者は事前に領収証に目標額を書き込んでやって来るから「納得できないから300円しか払わない」なんてこと余程の度胸がないとなかなか言えるもんじゃない。
たかが100円くらい、と思われるかもしれないが、はっきり言ってこの募金にしたって大雑把な使途は公開されているが、細目は分からないし、本当に役立っているかどうかなんて分からない。
こちらは年金詐欺、雇用保険詐欺で懲りている。もはや国家認定の助け合い募金と言えども信用できないのだ。
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