タブーから自由なジェンキンス氏

東京脱力新聞「民主も、自民も、永田氏も、平沢氏も、みんなガセネタ仲間♪ 週刊プレイボーイで」 上杉隆さんのブログ、本当の廃刊なのか、どっかの店で年がら年中やっている「閉店セール」を真似た“ガセネタ”なのかよく分からないけれど、最初で最後? の引用TBしてみよう。
北朝鮮による拉致被害者の問題も、しかり。当初、日本政府は「5人生存、8人死亡」という北朝鮮側の情報を鵜呑みにしたが、後に北朝鮮から提供された遺骨が別人のものだと判明。あやうく「ガセネタ」をつかまされて国交正常化へと向かいそうになった。

これ、今のところガセネタと言えないんですね。まず「5人生存」はガセじゃなかった。「8人死亡」も今のところ分からないのが現状。北朝鮮の遺骨が別人だからと言ってもガセである根拠にならない。
あの時の北朝鮮側の発表は、「公式発表」と「非公式情報」の2種類があって、公式発表は「5人生存、8人死亡、2人入国確認せず」だった。一方の非公式情報は死亡者の死因、死亡年月に関するもので、これは北朝鮮側が「いい加減」と自覚していたから「非公式」としたものと考えられる。
北朝鮮側は事実と作り話を「公式」と「非公式」に分けて使い分けている可能性が高く、逆に見れば「公式発表」の部分は、いきらあの北朝鮮といっても信憑性が高いと見ていいだろう。
石原慎太郎都知事はかつて、曽我ひとみさんの母みよしさんの安否に触れ、「年寄っていて役に立たないから拉致する途中で海に捨てられたに決まっている」などと発言して非難を受けた。後に「痛恨の極み」と陳謝したが、これも「公式発表」に基づいた常識的推測だ。石原都知事に限らず、口にこそ出さないものの内心ではそう思っている人が殆どではないだろうか。
今日のテレビ朝日スーパーモーニングを視たら、曽我さんの夫のジェンキンスさんまでがインデペンド紙のインタビューで「頭を殴られ海に捨てられたのだと思う」と答えている。
お互い遠慮しあって本音のいいにくい日本人よりも、米国人のジェンキンスさんの方が正直に話しやすいのだと思う。コメンテーターの1人は「外国紙とのインタビューだとより踏み込んで話しやすい」と言っていたが、逆に言えば、日本のマスコミは拉致関係者にインタビューしても、「これは書いてはいけない」という空気が働き、自主規制が強いだけなのかもしれない。
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