民主党の謝罪広告

堀江メール問題で、民主党は15日付の新聞に謝罪広告を載せた。謝罪するなら全てを明らかにしてからすべきだろう。
堀江メール問題で、送信者と受信者が同じだったことが判明したが、今もなお永田議員が提供者のフリージャーナリストに「つかまされた」のではなく、両者が共謀して、永田議員が偽メールと最初から認識しながら国会で爆弾質問した疑惑は少しも解消されていない。
当初から送信者はホリエモンであるはずなのになぜ送信者が黒塗りで消されているのか疑惑があった。
2月27日朝のテレビで永田議員は送受信者が消される前のメールを見ていたという情報が流されており、これが本当なら、永田議員は偽メールと知りながら国会質問した疑いが濃厚だ。
国会では、議員の発言に対して免責特権があるが、嘘と分かっていながらの偽装質問だとしたら、事態ははるかに大事になるだろう。永田議員に留まらず、野田国対委員長(当時)、前原代表も、そのことを知って、あまりに重大であるために何とか誤魔化そうと引き伸ばし工作をしていた疑いはまだ残っている。更に「騙された振り」のパフォーマンスさえ疑われる。
冷静に考えれば、素人が見ても怪しいものをいくら軽率がウリといえ、永田議員が本物と確信するはずがないではないか。永田議員は過去にも過大高圧放水事件や阪神大震災被災者放火発言などの前科がある。彼自身が放火魔である可能性を疑って当然ではないか。
お詫び会見も、単なるオーバーバウアー会見で終わったが、民主党も、追及する側の自民党も、なぜか「永田議員が騙された」ということで一致しているように見える。しかし、不思議なことに「騙された」はずの永田議員はいまだフリーライターに怒りの表明さえしていない。
国会質問時点での可能性の組み合わせとして、
A.メールは本物B.メールは贋物C.永田議員は本物と確信D.永田議員は贋物と自覚――の中から、
1.A+C 2.A+D 3.B+C 4.B+D
の4通りの組み合わせがある。メールは贋物と断定できるので、うち1.と2.は排除できる。残っているのは3.と4.だ。
現段階では、3.なのか4.なのか断定する材料は何も示されていない。ところが、マスメディアも、そこに出ている民主、自民議員も、あたかも3.で確定のような線で進めている。これは意図的なのか、あるいは彼らの詰めが甘いのかいずれかであろう。
早過ぎる謝罪広告、やたら侍だの何だのつまらんこと言って早くけりをつけようとしている渡部国対委員長、世論操作ばっかやっているんじゃない。
へえぇ〜ならClick⇒にほんブログ村 ニュースブログへ