小沢民主がやりそうなこと

小沢一郎民主党代表が最初にやりそうなのは05年衆院選自民党追放組を傘下に治めての拡大寄せ集め集団による再統合ではないだろうか。
小沢は「二大政党制を確立するために民主党をバラバラにするわけにはいかない」と言っていた。理念の統合よりもまず何が何でも無理でも菅でも「二大政党制」ありきと見ていいだろう。バラバラの逆は更なる寄せ集めだ。
そのためにやることは05年衆院選の落穂拾いという作業なのではないか。綿貫民輔亀井静香らの国民新党6名、新党大地鈴木宗男、そして田中真紀子平沼赳夫、それに野田聖子古屋圭司郵政民営化反対⇒一転賛成組ら旧自民落武者組を取り込むことだろう。プラス田中康夫新党日本」もあり。
取り分け重大なのは亀井、平沼の2人の大物とスター野田を口説けるかどうかだ。彼らは小泉後の自民復帰を睨んで雌伏しているが、帰ろうにも小選挙区制の現在、席が無い。席が無い以上、他の政党に移るしかない、捨てハン政党は1回しか通用しないし、少数党では埋没するだけだ。小選挙区制=無理矢理二大政党制なのだ。
彼らの自民への未練を断ち切るには小沢ブランドに民主を変えて入り易くすることだろう。彼らの取り込みに成功すれば小沢は完全に民主で主導権を握ることになる。民主党はいつの間にか表面を旧自民を含めたスター軍団で表面が飾られ、中身のバラバラぶりは封印される。
小沢は単純に「自分も変わらなければならないと言っていない。映画「山猫」から、We must change to remain the same.と言ったのだ。このsameってどういう意味なのだろう。
その暁には党名も変更になるだろう。「民主」∈「自由民主」では拙いだろう。「第2自民党」はもちろん無理なのでズバリ格差社会をなくし、額に汗した正直者が報われる「市民労働党」というのはどうだろ。「市民」は菅グループへの配慮、「労働」は旧民社、旧社会党系への配慮だ。名は与え、実は旧自民というわけだ。略して「市労党」⇒「素人」。
9月までの半年が勝負なのは言うまでも無い。成功しなければ、民主党崩壊⇒自民との大連立が待っている。<<追記>>その後の執行部人事、菅直人は代表代理というよく分からないポストに収まり、幹事長=鳩山由紀夫(旧自民)、国会対策委員長=渡部黄門(同)が留任。旧自民主導路線が確立したようだ。
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