食品添加物表示も偽装

ミニストップでおにぎり棚を漁っていると、包装紙の表に「保存料・合成着色料は使用しておりません」と印刷表示してある。種類を問わずそう書かれている。しかし裏に貼られている正式な表示ラベルには・・・・。
焼タラコや辛子明太子のおにぎりの裏の貼付表示ラベルには「亜硝酸Na(発色剤)」としっかり書かれている。亜硝酸Naは合成添加物だ。しかも脂肪族アミン類と反応すると発がん性の高いニトロソアミン体となるので食品添加物の亜硝酸塩や(窒素肥料を過剰に与えた)根菜などに含まれる亜硝酸の摂取に対しては注意が喚起されている物質だ。
確かに精確に言えば、発色剤は合成着色料ではない。しかし、合成添加物であることには変わりない。この手の偽装表示は弁当類にも見られる。
そもそも発色剤自体、食品の偽装なのだが、これは食品表示も偽装していることになる。一種の猫騙しで、正式の添加物表示ラベルは裏に貼り、消費者が最初に見る表の包装紙にはこれ見よがしにポジティブなメッセージを掲げる。表を見た消費者はこれで安心し、裏に貼ってある細かい表示ラベルは見ないでレジに向かうだろう――というのが食品業界、流通業界側の戦略だろう。
こういう表裏の二重表示を許している厚生労働省って何しているんだろう。
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