安田好弘弁護士インタビュー

VIDEO.COM私が重大犯罪の被告を弁護しなければならない理由 ゲスト安田好弘氏(弁護士)を見る。いやあ、よく分からない。隔靴掻痒だが、そこがまた面白い。
山口県光市母子殺害事件
1.安田氏は弁論の2週間前に弁護人を引き受けたというが、なぜ準備が整わないと分かっていながら引き受けたのか。依頼された時期と引き受けを承諾した時期は違うのか。この点を質問してクリアにしないと、単に引き伸ばし工作のためのドタ引き受けという心証が残る。
2.
A.安田氏が見つけたという母親には両手で絞め、子供は頭から叩き落したという検察調書と母親は片手で絞め、子供には頭に損傷がなかったという鑑定書の食い違い。
B.被告が今になって殺す気はなかったと安田弁護士に訴えたということ。
このAとBの時間関係が明らかでない。神保さんが肝心なことを質問してくれないので勝手に憶測すれば、安田氏は調書と鑑定書の食い違いを被告に告げ、「実は殺す気がなかったのだろう」と被告を誘導したことは大いに推測できることだ。
大体、両手なら殺人、片手なら傷害致死ってどーゆー理屈なんだろう。それに頭から叩き落しても、損傷が残らないことだってある。じゃあ、死因は何だったの? 大体、泣き叫ぶ子をひもで蝶々結びして傷害致死というケッサクに対するツッコミなぜないんでしょう? しかも、同じ場所で2度同時に傷害致死って確率的に有り得ることなんだろうか。
安田氏から自発的に説明を求めるのは困難なようだから神保さんが視聴者に成り代わって勇気出して質問してもらわんと、単なるゲテモノゲスト番組になってしまう。この番組には他に魅力的なゲストが一杯お出になるのだから、印象悪くしてしまう。

和歌山毒カレー事件
安田弁護士は砒素を飲まされた夫に三日話を聞いて、夫承知の上で砒素を飲んだだけで殺人ではないのだという。だけど、死んでくれないことには金はがっぽり手に入らない。入院費用、治療代+アルファの保険金のためにそんな危険なことしたのかということになる。じゃあ、他の出入りしていた人たちも承知で飲んだのだろうか? なかなか面白い解釈だ。 M被告には謎が多く、本当にカレーに毒入れたのかおかしなところはあるんだろうけど、この人にかかると余計ややこしくなりそう。

ヒューザー小嶋社長は詐欺でない
「知りながら(藤沢のマンションを)渡しても詐欺になる訳ない。言わなかった、ただそれだけのことなんです。それで相手に損害があった場合は単に民事の問題で犯罪ではない。言わないことで犯罪になるためには、それで騙して金を儲けてやろうという故意がないと詐欺にならない」という。その根拠はというとヒューザーには、「20数億円のキャッシュがあるから金に困っていなかった。またちゃんと会社を構えていて売り逃げする気もなく、義務を履行したまで」といい、本当に詐欺するつもりならどんどん新規契約取っていたはず、しかし、それはやめているから詐欺の意図はないのだという。
そんな問題じゃなくてですね、藤沢のマンションの引渡しを中止すれば、構造設計偽装が発覚することになり、藤沢の物件じゃなく他の物件にまでコトが波及すると考えたからなんですね。そんなヤバイ時に火に油を注ぐ恐れのある新規契約取りに行きますかね?
そうなると、安田先生の仰るとおり、貸し担保責任者として直すこともできないんですね。たとい20数億円のキャッシュ持っていても。損害を避ける=儲けると同じだと思いますが、違いますかね?
名古屋アベック殺人事件
無期懲役になった受刑者は、被害者の父親に刑務所でせっせと働いて得たわずかな金を送り、とうとう父親から「頑張れ」という手紙をもらったという。
でもねえ、タバコを吸いながら平気で絞め殺したのではなく、緊張を和らげるためにタバコを吸ったのって、どうやって証明したの?
で、無期懲役終身刑じゃないんだね。言っている意味分かりますよね。
ある意味こんな面白いゲストいない。安田氏の特徴は、自分に有利なことは個別具体的につまみ食いし、批判対象は十把一絡げの一般論に終始することだろう。
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