ビッグマック指数で人民元世界一割安

エコノミストが発表した最新のビッグマック指数によると、中国の人民元は実勢より58%割安で、割安度世界一だ。
bigmacindexビッグマック指数は、世界中でマニュアル通りに共通に製造販売されているマクドナルド・ハンバーガーという「グローバルでローカルなフラット化した世界商品」に目を付け、購買力平価の指標として為替レートの割高割安をはじき出そうというもので、今年で20周年という。購買力平価は為替レートを決める1要素に過ぎないけれども、この指数、海外旅行する時、実際の為替レートよりも役立つと思う。
表を見ると、割安のトップ5は、
1.中国▼58%2.マレーシア▼51%3.タイ▼50%4.インドネシア▼49%5.フィリピン48%(香港、マカオ除外)
と、東アジアに集中している。日本も▼28%で堂々の割安国。つまり、ビッグマック指数では1ドル=80円そこそこということになる。バブル時代、1ドル=120円程度だった頃、ビッグマック指数が200円ぐらいあって、「円高差益還元が一向に進んでいない」なんてよく言われていたのを思うと隔世の感。やっぱり今後は円高基調だろうか。
割高トップ5は
1.ノルウェー△127%2.アイスランド△106%3.スイス△68%4.デンマーク△54%5.スウェーデン△46%
と、北欧諸国がズラリ。消費税が高いこともあるのだけれど、それにしても高い。実際、デンマークノルウェー旅行した時も確かに物価が高かった。
ちなみに、これは当然ながらアメリカを基準にしているのだけれど、アメリカの価格自体が安すぎるような気もしないでもない。
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