啄木化現象

livedoor ニュース:消費支出、6カ月連続で減少[完全失業率]6月は4.2% 0.2ポイント悪化
 景気拡大なのに消費が伸びないのは1月のライブドアショック以降の株価も反映しているかも。
けれども仕送りの支出は増えているという。これ、もう金融資産の多い高齢者から金欠の若年者層に金が移動しているということか。石川啄木の時代は仕送りもなかったのかもしれないが、

働けど働けど我が暮し楽にならざり
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が21世紀にも再現されるとは想定外だった。
完全失業率は6月を底に再度アップ、有効求人倍率は高くなっているということは、あってもやりたくないミスキャスト状態が多くなっているということか。
ある友人はつい2週間前、1年間勤めたタウン誌をクビになった。広告主の逆鱗に触れる記事を書き続けたからという。読者には結構人気あったのだけれども。ミスキャストだ。本人も分かったうえでのことなのだけれど。その前も業界紙に勤めていたが1年前に反りが合わず辞める。そのその前は全国的に有名な新聞記者だったのだけれど。
反りが合わない×∞の無限地獄。
翻って、メジャーリーグでは今月末までを期限に自由なトレードが締め切られるが、本来レギュラークラスの実力のある選手が控えに回って出ていないなあ、と思っていたら、ある時、別のチームに移籍して先発出場しているのをよく発見する。ミスキャストをできるだけ減らした方が全体的には利益になるという考えが定着しているのだろうか。優勝の見込みのなくなったチームは放出したい選手を、まだ優勝の可能性のあるチームに高値で売れるということもあるのだろう。あまりやり過ぎると、チームのアイデンティティが喪失し、ファンが付いていけないから締め切りを設けているに違いない。
日本の場合、何をするにしても、経営者側主導だからつまみ食い的改革に終わる。
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