カムチャツカも猛暑で停電もあった

コリャークlivedoor ニュース:米熱波:ワシントンなど北東部に拡大=シカゴで2万世帯が停電 こちらはと言えば、ロシア極東カムチャツカ半島に避暑に出かけたつもりだったが、ここも想定外に暑かった。
玄関都市ペトロパブロフスク・カムチャツキーは北緯50度を余裕で超えている。いくら暑くても摂氏25度までと思っていたら現実は甘くない。
街を囲む富士山のリングのような高山の中で最高峰のコリャーク山(3456m、↑写真)の山麓の、標高800mまで上がっても真昼は絶対30℃を超えていたと思う。雲ひとつないカンカン照りで、周囲の残雪がいかにも頼りなげで少ない。ロシアのスタイルのいい女の子たちがビキニ姿で残雪と戯れているのを見て喜んでいいのやら情けないやら。こんな地の果てまで来ても暑さから逃れられないとは。
高原の花々の説明を受けても、うだる暑さでイマイチ気分が出ない。蒸し暑い。直射日光でも高原となれば、木陰に入れば⇒さわやかな風、となるはずだが、どうも東南アジアの湿ったモンスーンがカムチャツカまで遠征して来ているらしい。
ツポレフツポレフ154の乗ってカムチャツカ半島上空で下降しても、山々はいかにも湿った薄雲で霞んでいた。そういや、成田からここまで梅雨前線の厚い雲海を突破しても、延々と低い雲が埋め尽くし、下界はほとんど見えなかった。
機上から微かに見えた白い芋虫のようなものが痩せこけた残雪だった。もうちょっと豪勢な残雪があるのかと思ったら、これじゃ北海道大雪山系と大して変わらない。
二日目、滞在ホテルが停電になった。市の発電所が火事だったらしく、ホテルのみならず、全市的に停電だそうな。このホテルアンバランスに電化されていて、電気が止まると水道ポンプもとまり、トイレもバスもシャワーも駄目になる。お湯も電気ポットで沸かし、ガスなんて非近代的なものはないらしく、夕食の紅茶もぬるいパック入りジュースに代えられた。
火事だと言うけれど、真昼間、一番暑い時に起きたということは、想定外の暑さでどっかが過熱していかれたのかもしれない。かなり悲惨な避暑だ。部屋には電話もなく、パソコンなんてホテルに1台もなかった。まあ、それはいいけれど。
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