証券取引所、停電で盲目状態も売買強行

朝の停電の影響でか、株式情報が電子表示されていない状態で東証などの取引所は通常通り、売買を強行したようだ。日経CNBCテレビを見ても9時30分ごろまで株価指数や株価が表示できない状態だ。危機管理も何もない、どうしようもない信じられないバカ集団であることが分かった。責任追及は必至だろう。
東証の場合、このような障害が発生した時、通常の8割以上、証券会社から注文が受け付けられる接続の状態なら、通常の売買を行うというマニュアルがあり、マニュアル通り午前8時40分に通常通りに午前9時から取引開始することを決めたのだという。
しかし、場が始まっても日経新聞のサイトのサイドバーに表示される筈の日経平均の数値もグラフも更新されない状態が続いた。日経平均そのものは配信できる状態だったそうだが、配信すれど表示されず状態だった訳だ。その後、午後になって日経平均の配信自体が更新不能になった
また、証券会社との接続はできていても、証券会社の支店からの情報が不具合をきたしているということも東証は掌握していたが、マニュアルと無関係だから無視された。ネット証券も証券会社ごとで状況は異なるが、売買注文はできても、株価情報が表示されない状態で、売買可能と言っても、禁止用語を敢えて使えばメクラ撃ちしかできないのだ。
こんな状態で、マニュアル通りだからOKというのが信じられない。東証は「8割以上の証券会社との注文情報の接続ができたから売買始めるのに問題なかった」の一点張りで、株価情報の配信が正常かどうかなどは確かめていなかったようだ。私が見ていた株式専門チャンネル日経CNBCも、株価情報が全く表示できない状態だったため、通常の進行ができず、電話などで問い合わせて、「日経平均株価はいったん下げた後、今は上がっているようです」と、「ようです」調がしばらく続いた
第一、停電の原因が判明したのは午前10時ごろだった。正午現在でも、東証の建物は、自家発電で、冷房もエレベータもストップ状態だという。
また、午後に入っても、日経CNBCや一部のネット証券の株価がリアルタイムで表示されない状態が続いた。
こんな異常状態でも、マニュアルだけで通常取引を決めてしまう東証の神経が理解できない。テロでパニくっても、マニュアル通りだったら、場を開くつもりなのだろうか。
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