美しい日本の安倍晋三

livedoor ニュース:安倍氏が総裁選出馬を正式表明 昨夜のテレビ局梯子を見て、ついに現役首相がテレビに生出演する時代になりそうな悪寒。
安倍氏はインタビュワーの「また来てくださいますか」の問いに「はい、わかりました」と答えた。「また」というのは脈絡から見て、首相になる前にではなく、首相になってからも、という意味に取るしかない。これまで現役でテレビのニュースショー生出演というのは国会議員は当たり前、大臣・知事クラスでも今や普通になっているが、首相はなかったように思う。一昔前までは一部タレント性のある政治家を除けば、現役組がテレビ生出演はそうはなかった。
いつ出演するかは適切に判断することになるのだろうが、政治とメディアの融合はメディアとネットの融合以上に進んでいる。小泉首相ですら、やらなかったことを安倍氏は平気でやる悪寒がする。
古くはフランクリン・ルーズベルト米大統領の国民向けラジオ演説「炉辺談話(fireside chats)」、それを真似したのはジミー・カーター大統領だが、本当にニュースショー生出演をするとなると、アメリカを超えてしまいそうだ。
元々安倍さんは歌舞伎役者なところがあるから、歌舞伎の舞台からテレビドラマに出るようなものだ。「歴史遺産や景観、伝統文化などを大切にする」とも言っていることだし。世襲組というのはブランドが命で、それを維持するのはテレビに出まくることだ。
で、安倍ちゃんテレビ生出演の必然性は大いにある。小泉首相も国民の支持率が支えだったが、安倍ちゃんは更に若い分、裏でコントロールしようという圧力により以上曝される。それに対抗するにはテレビを味方に付けて公衆の面前で例の早口で喋り捲ることだ。となると、陰でコントロールしようにも、その前にテレビで喋られたらどうにもならなくなる。
今や政治をコントロールするのは密室ではなく、正反対にテレビで「言ったもん勝ち」の時代を迎えつつあるのではないか。
ちなみにタイトルは「美しい日本の私」による。
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