財務省の出鱈目喩え話を元ネタする愚

分裂勘違い君劇場:借金を「返済するべき」人と「実際に返済することになる」人
404 Blog Not Found:日本(ヒノモト)さんちの家計の事情
言っちゃなんだが、元ネタの財務省「我が国の財政を家計にたとえたら・・・」が出鱈目過ぎないか。
「田舎への仕送り 約12万円 」に対応するのが、「地方交付税等 14.6兆円 」とある。
はて? 「田舎」ってどこのことよ。田舎って日本国内じゃなかったのか? 家計にたとえているんだから、家庭内にある田舎に仕送りって意味不明だ。つまり、単に一般会計を家計に喩えただけであって、国家全体の財政を家計に喩えた訳ではないのに、あたかもそうであるかのように錯覚させている。
それから大事過ぎることが抜けている。特別会計
家計に喩えるなら、折角塩爺が母屋と離れに分けて解説してくれたのだから、母屋のことだけ書いて、離れのことを入れないと片手落ちだろう。
たとえるなら、働かずに道楽に現を抜かしている離れの住人を出さんと、打算と思われる。
つまり、この財務省のたとえ話自体が恐らく意図的に出鱈目やっているのだ。たとえ話は往々にして目くらましに利用される。
で、これを元ネタにしたネタは国家・全国民を家庭に喩えているのでわけが分からなくなる。

(1)借金をこさえた世代が返済する。(相続税増税)

まるで老人世代が借金をこさえたかの如くだが、これはおかしい。借金をこさえたのは家族全員、特に有権者であり、現在21歳以上の人間は全て程度の差こそあれ該当する。21歳以上とは、前の国政選挙当時20歳以上だった人たちだからだ。想定されていると思われる70歳以上の人間は、国が借金を膨らませた90年代以降、ほぼ社会から引退している。少なくともA級戦犯じゃない。彼らはむしろ、国を復興させた世代で、国を富ませた度合いの方が大きい。なんのかんのと言っても、諸外国に比べて豊かな生活を享受できるのは彼らの貢献であり、それをまるで借金まみれの放蕩爺扱いするとは、身の程知らずめが。はっきり言えば、借金を受け継ぐ額より、彼らが築いてくれた資産、インフラを受け継ぐ額の方がはるかに大きい。誰のおかげで車で高速ぶっ飛ばせるんじゃ?
更にこのネタを元ネタにしたネタについて。

今のところ年寄り家族たちは、遺言書にこう書いているのです。「財産は勝哉にだけ譲る」。

まあ、昨年秋から続いているお馴染みの話だが、勝哉君も家族の一員なんだから、全然問題なく、家族の資産が減るわけでもない。また↑でも指摘したように相続する資産、インフラのほとんどは実は共有財なので「勝哉にだけ譲る」というのは嘘である。
結局、世代間の問題とするには、いずれにしても無理がある。
だんだん眠たくなってきたので、今日はここまで。(追記する保証なし)
へえぇ〜ならClick⇒にほんブログ村 経済ブログへ