戦後最長でも景気は「回復」とはこれいかに

livedoor ニュース:[月例経済報告]「豊かさ」は「いざなぎ景気」に及ばず そりゃそうだよ。まだ「景気は、回復」過程にあるのだから。まだ「拡大」していないのだ。
広辞苑によれば、
【回復】一度失ったものをとりもどすこと。もとのとおりになること。

つまり、まだ日本経済は「一度失ったものをとりもどすこと」ができていない状態であり、「もとのとおり」になっていない、ということらしい。
内閣府さんによれば、「(基本的に)景気に山と谷があって、山を登っている最中は『回復』と呼びます・・・・」。
ということは、いざなぎ景気を超えて戦後最長になろうが、日本経済は未知のピークに達しない限り、ずーーと、回復期なのか?
「バブル期に基調判断で『拡大』という言葉が使われたことはありますが、それ以降使われてません」。
おお、そうだったのか。なるほど、日本経済はまだバブル期に戻っていない、バブル崩壊で失ったものをまだ取り戻していない、ということか。そう言えば東証1部の日経平均も3万8000円台の最高値からまだ半分も回復していない。時価総額だって目下511兆円で、1989年末の590兆円にまだちょっと届いていない。
「いや、そういうことじゃないです、機械的に指標から判断するのではなく、あくまで総合的に状況を判断して『回復』なんです」。
総合的判断か。ということは、つまり、その、誰もが景気が良いと実感できるまでは、あくまで「回復」なんだろうか。なんて気配りに溢れた言葉遣いだこと。恐らくどこかの新聞社が世論調査して「景気が良いと実感する」という回答が50%以上になって初めて「拡大」という言葉が使われるのかもしれない。
「総合的に判断されますので・・・・」
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