北朝鮮極秘ビデオの撮影者は誰?

今日も朝のワイドショーでやっていたが、北朝鮮の核実験以降、北朝鮮国内の実情を訴える決死のビデオがやたらと流されるようになった。2002年秋の拉致被害者帰国時以来、折に触れて、こういのが出て来る。
RENKアジアプレスジン・ンネットとか、出所を明示したものもあるが、ただ「入手しました」だけのものもかなりある。出所は明らかでも実際の撮影者は分からないのがほとんどだ。
これなんかは、脱北者が脱北前に撮影したものだという。しかし、脱北者がなぜビデオ機材を持てるんだろうか? 富裕な階層にしても、自前の機材もてるんだろうかという素朴な疑問。
以下の二つはアジアプレス提供だそうだが、これには「軍人がおおっぴらに商売することなどということはこれまで考えられなかったことだ」というナレーションが付き、軍人の規律の緩みをレポート。公園で軍人たちがのんびり憩っているだけのシーンで規律の緩みというのが笑える。「内部映像」って誰が撮影したのだろう? これは、酔っ払った警察官が乗り合いトラックの運転席の窓ガラスを割り、いがみ合いになったというレポートだが、意味不明のナレーションが付いていて、「金正日体制を支える警察権力に人々が立ち向かっている」という。こんなこと、どこにでもありそうなことなのだが、なぜかこういう光景を撮影されたのは初めてで、体制の緩みの状況証拠とされる。
こうしたビデオは、画像の外側にレンズに覆いをしたと見られる陰があり、極秘撮影だろうことを想像できるものもある。
しかし、もしや軍人や警察官がアルバイトで撮影しているものだってあるんじゃないかと勘繰ってしまうことがある。 日本のテレビにそのような極秘撮影映像の需要が高いのを知っているだろうから、適当に日本のテレビが喜びそうなシーンを撮影し、「決死で撮影した」と売り込むと高値で売れるということまで計算ずくというのってありそうな気がする。
飢えたコッチェビ公開処刑シーン、色々あったが最近のトレンドは軍規の緩みらしく、あちら側もそれに合わせて撮影して、極秘入手したように、提供される側に思わせるとか。
「飢餓でもたない」と言われて10年、北朝鮮は豊作のようだし、そもそも金正日自身、総書記として登場した時、腎臓病だか、糖尿病だかで長くないという説がまことしやかに流布された。
こういう流出ビデオも、北がわざと流させて「敵国」を油断させると同時に外貨稼ぎにもなるという一石二鳥の美味しい商売なのかと勘繰ってしまう今日この頃だ。偽ドルもあるなら偽極秘ビデオなんてのもあって不思議じゃないのが、あの国だ。
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