安全保障倍増アリエナイザー路線

全保障増」が安倍内閣のキャッチフレーズになるらしい。コピーライトは小池百合子国家安全保障問題担当補佐官とか。別に「憎いし苦痛」というつまらないからかいに対抗しただけでもなさそうで、所得倍増計画並みの本気さが感じられるところがミソ。
今世紀に入り、タブー解除計画が着々と進んでいるように見える。それは、小泉純一郎安倍晋三、そして麻生太郎中川昭一という系譜で事が進められているらしいということが見えてきたということだ。
トップバッターの小泉が、郵政民営化靖国神社公式参拝。大体、小泉は「変人」≒alienであり、有り得ないことばかりしでかしていたアリエナイザーだ。
それを補佐した安倍晋三拉致問題をタネに憲法改正を高らかに謳い上げた。海上保安庁が初めて北朝鮮工作船に銃撃した。ここで既に4のアリエナイが出揃っていた。郵政民営化は、その中で、ただの食前酒に過ぎなかった。
そして、次のタネが今撒かれた。麻生太郎中川昭一コンビによる非核三原則撤回、核武装化だ。今現在では、いまだアドバルーンを上げたに過ぎないが、郵政民営化などがそうであったように、近い将来、現実のテーマになるのは必定だ。
小泉の時も、郵政民営化を唱えた時、誰も本気にしなかったというか、本気にしないふりをしていた。小泉が平壌を訪問した時も、それまで誰も本気で現実になると思っていなかった。靖国公式参拝は誰もが内外から顰蹙を買うだけと思っていた。
しかし、それでも支持率は下がらないどころか上がる一方。去年の衆院選は圧勝。
かくして、
意外とアリエナイザーって人気が出るんだ
と、人々は思い始めた。
元々アリエナイとは、日本では、「有り得てることも考えられなくもないが、今現在の空気ではアリエナイこと」という意味であり、何か空気を変えるイベントが起きれば、すぐにアリエルことに簡単に変異する日和見的観念なのだ。
小泉が敷いたアリエナイザー路線は、かくして3人に引き継がれアリエナイザー軍団となる。
次のアリエナイは、憲法九条改正⇒安倍内閣、その次は核武装⇒太郎ちゃん内閣? いずれにしてもその時、中川昭一は重要なポストで率先役になっていることは間違いないだろう。
ついでながら、この4人全員超世襲な方々で、政界の主流なんですね。
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