NHKは放送法を遵守せよ

livedoor ニュース:「放送命令」というマスコミの危機 「命令」などという言葉に過剰反応しているのはマスコミ関係者とその反応を気にしている政治家ぐらいだろう。アホ臭い。
放送法第33条は、
(国際放送等の実施の命令等)第33条 総務大臣は、協会に対し、放送区域、放送事項その他必要な事項を指定して国際放送を行うべきことを命じ、又は委託して放送をさせる区域、委託放送事項その他必要な事項を指定して委託協会国際放送業務を行うべきことを命ずることができる。《改正》平11法1602 協会は、前項の国際放送の放送番組の外国における送信を外国放送事業者に委託する場合において、必要と認めるときは、当該外国放送事業者との間の協定に基づきその者に係る中継国際放送を行うことができる。3 第9条第7項の規定は、前項の協定に準用する。この場合において、同条第7項中「又は変更し」とあるのは、「変更し、又は廃止し」と読み替えるものとする。
としている。これで、国際放送の大元の編集権は国に属することがはっきりしている。命ずる立場に編集権があるのは当然のことだ。なのに、
NHKは、今後とも自主自律を堅持し、自主的な編集を貫いて、正確で公平かつ公正な報道を行っていきます。NHKは、報道機関として国際放送においても自主的に放送してきており、今回の答申においても、NHKの編集の自由が重要であるとの認識を示されたものと理解しています」という不可思議な態度を表明。「命令」に従順に従うのか、従わないのか、どちらとも読み取ることが可能な玉虫色のコメントを出し、10日の「命令書」の交付にあたっても、NHKの橋本元一会長は報道陣に対して同様のコメントを繰り返した。
というのは何事か。事実上、命令に従わないと言っているのと同じだ。これを理由に受信料拒否したいくらいだ。橋本元一会長を更迭すべきだ。
たとえ、他のマスコミ向けのリップサービスであってもだ。大体、「命令」を批判するマスコミ関係者自体、既得権を奪われないためのポーズでやっているのは見え見えだからクサイ芝居だ。
こんな体たらくでは、万が一有事になれば、国民保護法(武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律)でも、何をもって武力攻撃とするか、各放送局が「自主的」に判断することになり、政府は適切な命令を発すこともできなくなる恐れがある。
また災害対策基本法でも、NHKは指定機関であるからこそ、地震や台風などの災害時は通常の番組を即座に変更して災害情報ニュースを優先させ、民放よりも圧倒的な時間を割いている。これらの法律が「自主的編集権」をある程度縛るのは当然なのだ。
NHKに100%編集権を渡してしまったら、もはや公共放送と言えない。これをもって受信料を払う義務も消失する。
へえぇ〜ならClick⇒人気blogランキングにほんブログ村 ニュースブログへ