紙の見えざる手

週末、久々に都内や首都圏の繁華街をうろつくと、いつもと勝手が違う。目の前に差し出されるポケットティッシュが一向に出て来ない。今頃気付くのは間が抜けているが、消費者金融業界の広告自粛はテレビCMだけじゃない。
以前は雑踏を数分うろうろしているだけで、ポケット一杯手に入ったものだ。もちろん、H系などもあったけど、ほとんどは消費者金融系だったような。
「紙の見える手」がなくなったわけではない。結構配っている人は多い。だけれども、男性は避けられ、女性ばかりに差し出されているように見える。何の広告なんだろう?
試しに渋谷でうろうろしてみたら、「紙の見える手」が差し出されたのは10回トライして1回だった。「パチンコ・パチスロ開店」。テンポラリーな広告だこと。
ポケットティッシュは無料という時代は去りつつあると思ったが、帰って郵便ポストを覗いたら、あった。「日本経済新聞購読申込書」の中にポケットティッシュが添えられてある。
恐らく、
消費者金融ポケットティッシュ広告自粛⇒紙パ業界困る⇒「ちょっと協力していただけませんか」⇒新聞業界「いつも世話になっているからこれくらいなんとでもなりますよ」
――てな感じか。「紙の見えざる手」の方はうまく機能しているのかも。
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