高速化技術も限界か

boeing747-8N700ルフトハンザがボーイングの次世代大型機「747―8」を大手航空会社で初めて購入する見通し
新幹線の次世代車両「N700系」を公開
姿形を見ると、もういい加減限界で、これ以上技術を洗練させればむしろコストアップになりそうな気がする。
これだけ技術の粋を集めて改良しても、N700系は東京―新大阪間わずか5分だけ短縮なそうな。ボーイング747-8は、マッハ0.86。省エネにはなるんだろうが、もうこれ以上ないというくらいにジャンボ機は改良に改良を重ねられ、新味がない。ただエアバスA380の対抗上、大型機のシェア奪われたくないという意味以外あるんだろうかと。
新幹線も航空機もスピードという点では、さして進歩していない。新幹線はこの13年、「のぞみ」の登場で確かにスピードアップしたが、その「のぞみ」も、これ以上は望み薄。航空機に至っては、40年この方進歩していない。747の最初の機はマッハ0.84で誤差の範囲。
もはや技術は爛熟し、遠い日に夢見た地球半周1時間程度のロケット航空機、もっと現実的だったはずのリニアモーターカーで東京―大阪1時間はついに実現しそうにない。月旅行も夢のまた夢、ちょっと大気圏を脱するだけで「宇宙旅行」でいまだ通用する現状は欝だ。
省エネは時代にマッチしているが、いかんせん夢がない。実際、温暖化対策が進まないのは、存外夢のなさという要素が大きいように思える。夢のないことに心を砕くというのは苦痛でさえある。その外部現実の夢のなさの補償としてサイバーワールドが拡大し、夢が内向きになっているような。当分、夢は電脳世界でしか広がらないのだろうか。
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