テレビ番組見て生まれ変わり自殺

中2男子自殺"生まれ変わる"  なんとまあ、霊界の話を紹介するテレビ番組を見て自殺したそうな。合掌。
各紙の報道によると、
霊界の話を紹介するテレビ番組を家族と見たことに触れて「絶対におれは生まれ変わる。もっとできる人間になってくる。家族のみんな忘れないでいて。必ず会いに来る。ホントにゴメン サヨナラ」などと書かれていた。(毎日)
生まれ変わって、もっとできる人間になる」(朝日)
できる人間に生まれ変わりたい。家族のみんな忘れないで」(産経)
絶対生まれ変わってやる。ほんとにごめん」(読売)

一体、その番組ってオーラの泉なんだろうか? Wikipediaによると、
2006年11月29日の放送ではいじめや自殺について言及。マスメディアを含むさまざまな企業、現代社会が悪影響を及ぼしたと痛烈に批判し、美輪は「恥を知る事」「(社会が)もっと真面目になれ」と発言。
とある。この時の番組、こことかここYouTubeにアップされているので見た。
美輪明宏は「自殺しても簡単に生まれ変われるわけではない」などと発言しているが、この人自身、Wikipediaによると、

本人曰く「天草四郎ならびに神功皇后の生まれ変わり」であるという。またフランス公演の際、インタビュー中「私の前世はサラ・ベルナール」と発言し現地の記者から喝采を浴びたと言う。

と記述されているように、輪廻転生を本当に信じている可能性もある。

また字幕で、

いじめは恥知らずの犯罪的行為
自殺は骨折り損のくたびれ儲け
簡単に生まれ変わるわけではない

と表示されている。
またスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之も「さっきの輪廻もそうだけども、何でも神頼みに入る人がいるんですよね。守護霊なら、守護霊様、守護霊様、守護霊様って、そういう人には何のメッセージも来ない!(略)努力をしていて、そこにシンクロニシティというのが起きるんですよ、要するにメッセージというのが起きるの」と、安易な自殺を批判していると誤解されかねない発言もしている。
トータルな印象では、「オーラの泉」の持つ生まれ変わり前提モードのオーラの中で、「簡単に生まれ変われるわけではない」というメッセージを出されている。もし、少年がこの番組を見ていたとしたら、むしろますます無力感に苛まれ、「自分は絶対生まれ変わってやる」と投げ遣りな挑戦者意識が芽生えた可能性もある。
大体、この番組、はっきり言って、「霊」とか「輪廻転生」を売りにしていて、「生まれ変わり」が本当であるかのように印象付け、それこそ誤った「メッセージ」を伝えかねない。
今のところ、この少年がこの「オーラの泉」を見ていたかは定かでないが、もしこの番組が引き金になったとしたら、不幸なことだ。「生まれ変わり」などない、という「メッセージ」が必要だ。
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