国民年金推進員で年金更に目減り?

いつも暇な時にお茶して世間話する人から聞いた話。世の中にいつの間にか国民年金推進員というのが出来ていて、それが更に国民年金基金を食っているのだという。要するに何年かに一度戸別訪問して来るNHK受信料催促員の国民年金版なのだが、年金未納問題が大問題になって平成14年度から全国的に広まったようだ。
Wikipediaにも載っていないから、知らなかったのは真面目に納めている私だけでなく、ほとんどの人は知らないのかもしれない。なにせ戸別訪問されても社会保険庁職員だと思い込んでしまうから、非常勤職員だとは思わないだろう。
だけど、しっかり募集もされている。以前は社会保険庁の正規職員がたまに電話や手紙で督促して、一応督促してます、という格好を付けていたそうだが、世間が騒ぎ始めてさすがにまずいということになったらしい。だけど、正規の社会保険庁職員は戸別訪問今までしていなかったのだろうか? そういうドブ板仕事のようなめんどいことは、正規職員がすることじゃないのだろうか。
で、更に特別国民年金推進員というのもあるのだという。違いはここらへんで小泉前首相が答弁していたが、どうも質問主旨と答弁が合っていないようで詳細が分からない。「特別」は各地域の町内会、婦人会等の組織の会長等を非常勤の国家公務員として雇うのだそうな。「特別」というのは地域の顔役という意味なのだろうか。
お茶友達によると、都内某区役所の場合、月収は22万円だそうな(大阪よりだいぶ高給そうだ)。他に成果給もあるらしい。月曜から金曜日まで午前10時くらいから夕方あたりまで未納者リストに基づいて戸別訪問するそうだが、その間、どっかで私たちのように喫茶店でコーヒー飲んだり、公園で昼寝していても監視されているわけじゃないから分からんだろう、とのこと。ワーキングプアに比べればかなり恵まれた職のように思える。
「で、非常勤公務員雇用の財源は?」
「そんなもの、年金基金に決まってるだろ。他に誰が払う」
「じゃあ、差し引き損益分岐点越えているの」
「そんなもん、ごく稀にしか成果ないから越えるわけない。いいんだよ。少しでも未納者が減れば役所は成績上げたことになるんだから。会社じゃないんだよ、損益分岐点なんて考えるわけないだろ」
どうも、その「成果」と言っても、戸別訪問した時だけ1月分ぐらいはいやいや払ってくれる人もいるそうだが、来なかったら以降は払わないだろうから、成績を維持するには未来永劫この国民年金推進員+特別を雇わなければならないことになる。
大体、リンクしたサイト見るとこの国民年金推進員自身が年金未納のケースもあるらしいことをにおわせている。
このままでは、年金基金が失業対策か有閑世話焼き○○のいいアルバイト供給先に使われそうな悪寒がする。妄想すると、この「特別」な人達って多かれ少なかれ○○党員なの鴨しれない。
しかし、私はなんとバカ正直で世間知らずなんだろう。銀行自動口座振替で年金納めているのだから。この国はどう考えても正直者が損をする仕組みになっている。恐らく改正教育基本法徳育に重点を置いているのは、そういう鴨をたくさん育てて鴨をたくさん食いたいだけなの鴨。
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