戦略粉飾と戦術粉飾

堀江被告に懲役4年求刑 問われた粉飾決算について最近の粉飾事件と比較し、出る杭は打たれる : ひろゆき@オープンSNS で
◆ライブドア粉飾疑惑額 15.8億円⇒社長逮捕・上場廃止
◆日興コーディアル粉飾疑惑額 140億円⇒訂正勧告・課徴金ちょびっと
◆nec子会社粉飾「確定」額 363億円⇒会社おとがめなし
◆ミサワホーム 5年にわたり数十億円⇒いまのところお咎めなし

と揶揄されている。
だけど、思い出せば、単純な金額の問題だけじゃないことくらい普通にわかるだろう。
ライブドアの場合、粉飾は時価総額世界一を目指すという企業戦略の柱の一つだったということだ。最初から粉飾を企業戦略としてやっていた企業ってやはり珍しいだろう。↑の他の企業は、業績が振るわず、困ったからちょっと誤魔化して粉飾しちゃおうという戦術的粉飾だろう。ミサワホームなんて延々と困り続けていたから、たとえ5年にわたっても戦略とは言えない。
なぜそう思うかと言えば、ライブドアのあの異常な株式分割だって粉飾(目くらまし)の一種だったことからも推定できる。株券一枚500円以下なんてぐらいまでに分割することはそもそも戦略的粉飾でない限り意味不明な不経済な行為だ。同じ日に行われた株主総会で100株を1株にする株式併合することを決めたが、やっとまともな形に修復されそうだ。
核ミサイルでも戦術核ミサイルと戦略核ミサイルでは全然違う。違いの分かる男でありたい。
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