五体投地と白毫・ビンディ

prostrationbindiNHK「青海チベット鉄道〜世界の屋根2000キロをゆく〜」を見ていて「ありゃ?」と思ってしまった。鉄道はさておき、線路沿いの道路を五体投地しながら巡礼する人々だ。
4、5人の集団が、路面に飛び込むように伏せては立ちを1日2000回ぐらい繰り返す、匍匐前進ならぬ五体前進だ。超モダンなアメリカ製の空気の薄い環境対応のディーゼル機関車と飛行機並みの気密室を備えたカナダ・ボンバルディア社製の客車をよく分からなさ気に見送りながら巡礼を続ける。スピードと時間無視の行為の対照が妙だ。
彼らの額を見ると、そのど真ん中あたりに丸いタコが出来ている。
道路が舗装されているからだろうか、いや、昔の道だって、石が転がったり、硬い路面だってあるから1日2000回も行えばタコもできるだろう。
その姿は即、お釈迦様の像に見られる白毫やインド人女性が額に塗っているビンディを想い起こさせる。
ひょっとして、この五体投地でできた額のタコが白毫やビンディの起源? 白毫やビンディは明らかに関係あるようだ。
ちなみに「五体投地」「白毫」でぐぐってみると、ほとんどが中国文で、その関連は素人の私には分からず。だけど、お釈迦様が伸ばし放しの髪を振り乱しながら、五体投地すれば自然に白毫になってしまのではとは思えてくる。
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