北朝鮮当分ミサイル開発に専念

6カ国協議:北「臨時中止時に100万トン」…食い違う見解(朝鮮日報) 朝鮮中央通信は同日午後10時、「北京での6カ国協議で、朝鮮の核施設の稼動を臨時中止とすることと関連し、各国は重油100万トンに相当する経済やエネルギーの支援を提供することにした」と報じた。
まあ、参加者皆さん分かっていることだから。その代わりテポドン・ノドンミサイルの性能向上、開発に専念しますよ、ということじゃないの。六カ国協議は完全に核のみがテーマで、ミサイルのミもない。大体、核ってミサイルあっての核なんだから、核だけ監視しても意味ないし、核の監視自体いい加減なものになりそうだから、精々、とりあえず北朝鮮は当分の間、核開発はお休みしますから重油100万トンという美味しい話だ。
で、世界が核の監視している間に、いつのまにかアメリカ大陸西岸の大都市に正確に届くテポドンミサイルが出現しそうだし、改良型ノドンも出現しそうだ。しかも、今回の支援で。なんかもう、目に見えている。
最近、麻生太郎外相が「米国のイラク占領政策は幼稚」とか、久間章生防衛大臣が「米国はあまり偉そうなことを言ってくれるな」と言ったりしていたのは、ヒル国務次官補が1月に勝手にベルリンで北朝鮮と和気藹々で、今回の六カ国協議の結果がその頃から見えていたから拗ねてしまい、別のことでストレス発散していたとしか思えない。
日本は電力事情調査費を受け持つそうだが、当然これは直接支援なわけで、恐らくその調査費は他国の直接支援よりも高くなる。その証拠に北朝鮮様は日本を非難していない。
結局、核を持つ責任を放棄した国が一番カネを支払うことになる。
なんのかんのと言っても、今回の件が一番安倍政権に痛いのではないのだろうか。失言とか任命責任とかはお遊戯でしかなかったけれど、今度は桁が違う本物の痛手だ。正直言って空ろな目の安倍晋三に同情を禁じ得ない。誰が首相でも同じ結果になったろうから。
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