江戸時代の民家は無事〜能登半島地震

wajima[地震]石川・輪島で1人死亡、けが人多数 震源地に一番近い輪島市に友達の実家がある。以前聞いた江戸時代に建てられた実家は無事なのか電話を入れてみた。
「いやあ、揺れたけれど、壁も落ちず、皿も割れず、被害はなかったよ」。
へえぇぇ。
部屋が20くらいある江戸時代末期に建てられた大きな木造家屋だ。そのどこにも被害の痕跡がないというのだから凄いものだ。
その家は1mもあるかという太い柱と太い梁で組まれ、釘1本も使われていないという。その頃は釘もなかったらしい。その柱は全て無造作に地面に置かれた石にちょこんと乗っているだけで、固定されていないという。
「へたに地面に固定されていないから、簡便型天然耐震構造だったみたいだね」という。縦揺れはするが、柱も家の自重がはんぱじゃないので、そうは動かない。横揺れで軋みはしても、固定されていないので適度にエネルギーが逃げるということらしい。いや大したものだ。
考えれば、地震は昔から幾度となく起きているので昔の人だって経験を積み重ねて家を建てていたろうだから、天然耐震構造でもないのかもしれない。釘がなかったのは、結果的にエネルギー吸収効果が出て、勿怪の幸いだったかもだが。年季の入った建物は古いからもろくなるものでもないのかも。
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