ワシントンポストとナベツネ読売

読売・渡辺会長 戦争責任語るで読売新聞渡辺恒雄会長が元気に吼えている。で、最近話題の慰安婦非難記事Washington Post;Shinzo Abe's Double Talkを社説に掲載したワシントンポストと言えば読売新聞の海外特約メディアの筆頭に上げられている重要提携先だ。
ナベツネといえばその権力基盤を築いたのは大野伴睦との関係だが、その大野は岸信介に裏切られ、総理になり損ねた男だ。そのことは
岸内閣時代に当時の岸首相から大野派を主流派として内閣に協力させることの見返りに後継総裁の念書をもらったが反古にされた(この密約自体は、孫である安倍晋三が、「祖父から直接聞いた」とテレビ等で発言しており、その際、岸は「政治家は目的のためになら嘘をついてもかまわない」と語ったという)。Wikipediaに記述されている。
とすると、ナベツネは若くして総理になった安倍晋三をことさら嫌っていておかしくない。半世紀を経た怨念があるのではないか。
それまで「戦争展」を開いた不届きな黒田清を追放した同じ人間が木に竹を接いだような読売新聞戦争責任検証委員会を社内に立ち上げてキャンペーンを行ったのも実は私怨によるものだと思えてくる。
しかし、靖国問題ではキャンペーンをおおっぴらに展開できても慰安婦問題となると、その後の盟友である中曽根康弘が最近の外国特派員協会でも追及されている手前、そう露骨にできない。
ならば、外圧を利用するという手が残されている。実際、ニューヨークタイムズのインタビューでも戦争責任をぶっていたし、いつか提携関係にあるワシントンポストを使わない手はないと思っていた。
ナベツネは朝日のような敵対するメディアにもインタビューに気軽に応じて懐の深さをアピールし、身内を使ってキャンペーンを大展開させるという手法で身内のキャンペーンの正当性を印象付けようとしているようだ。国内的にもそうだったが、アメリカでも同じ手法を使っているように見える。いやしくも社説に書くには提携先との関係も無視できないのは朝日と提携しているニューヨークタイムズとて同じだろう。朝日も読売も自分とこの社説には今のところ何も書いていないのも不自然だ。
案外、「慰安婦」の「外圧」も、一部は日本発なのかと思えてくる。大体においてこのような馬鹿げたイベントには馬鹿げた内実があるものだ。
[追記]ワシントンポストテクノラティによるブログのリンクを閉鎖したようだ。・・・と思ったらまた復活していたorz
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