機内食金属製ナイフ知らぬ間に許可

H-Yamaguchi.net:機内食のナイフが金属製に戻っている件 最近乗った全日空の国際線で、金属製のナイフやフォークが使われていたのだ。確か昔もこんな感じだったよなぁと思うので、おそらく以前と同様のものなんだと思う。 ものぐさげな山口浩さんになり代わり問い合わせてみた。
全日空によると、国際線のフォークとナイフは昨年8月に切り替えられた。ただし、昨年テロ未遂事件があったロンドン便はプラスチック製を使っている。イギリス当局だけが許可しないからだとか。
わが国土交通省に問い合わせると、昨年3月、9.11テロ以降、プラスチック製にするよう指導していたの安全性が確保されればOKと規制緩和したという。基準というのは、刃先が鋭くなく、丸みを帯びていて、刃の長さが6センチ以内という規定を作った。ただ、フォークの方は9.11以前と同様で特に基準を作らずOKにしたという。
なぜ緩和したかといえば欧米の航空会社が金属製を復活し始めたので、日本も追随したのだという。液体容器持ち込み禁止については昨年のロンドン空港テロ未遂が生々しいからだという。(けれど欧米の航空会社、去年のテロでまた元に戻してないんだろうか?)
つまり、本当に危険かどうかでなく、周りがどうしているか、どれだけ騒がれているかで判断したという極めてアレな判断なのだ。これで金属製食事用刃物でハイジャックが起きたらまた変更するのだろう。
ま、いくら刃先に丸み(9.11以前だって普通は丸みあったけどな)を帯びさせても、刃先を短くしても大して変わらないと思うけど。ましてやフォークは完全に元に戻した。どちらかと言えば、こっちの方を喉元とか心臓の真上に突きつけられた方が生命の脅威だと思うけれど。こんなことで金属製OKなら最初からry。
以上のことはマスコミにも発表せず、知らぬ間に変えられた。確か金属製からプラスチック製に変えた時は盛んに報道された記憶あるのだけれど。
そもそも国土交通省の方針変更というのが変だ。自分たちでフェーズEの恒久化と銘打って9.11以降の警戒態勢フェーズEをレベルⅠとしてデフォにしたのじゃなかったのか? それともナイフやフォークはレベルⅡに変更されたのだろうか。
航空会社も当局の意向ばかり気にして主体的に危険を考える気はないらしい。大体、今時偽名で飛行機乗れるくらいなのだから。
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