米空母「キティホーク」日本政府に売却へ

キティホーク神奈川県横須賀基地を事実上の母港とする米空母で現役唯一の通常型空母「キティホーク」が、日本政府に売却を打診されていることが1日分かった。横須賀市の在日米海軍関係者が明らかにした。
キティホーク」は、1961年に就役後、1998年に横須賀基地に配備されたが老朽化が目立つうえ、通常型空母のため、インド洋、中東海域での作戦行動に限界があることから、2008年に退役し、原子力空母が新たに横須賀基地に配備され予定だった。
しかし、中国海軍の台頭のため、常時極東海域限定で作戦行動する空母としてなら現役続行が可能なため、日本政府に売却案が浮上した。
在日米海軍関係者によると、「キティホーク」は海上自衛隊が引き取り、航空自衛隊F-2支援戦闘機を海自用に改造した艦載機を載せる予定で、「初めて他国攻撃を想定するため、当分は、航空母艦という名称は使わず機動輸送艦として登録する」(関係筋)という。売却代金は日本政府が保有する米国債の売却でまかない、円高政策に協力するYen carrier trade案が出ている。(参照)
背景には、北朝鮮のミサイル基地攻撃の必要性が現実性を増したため日本の防衛省側からの強い要請があったと見られ、佐世保基地を母港に、日本海東シナ海を作戦行動にあたる予定だ。実現すると、日米合わせて日本を母港とする空母二隻体制が確立する。
キティホーク」は今年度中に横須賀でオーバーホールに着手し、ハイテク化を済ませ、近い将来予想される憲法改正後の目玉として公式に「航空母艦」としてデビューさせる方針という。(参照)
これについて防衛省筋は「有り得ないネタ」と表面的には否定している。
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