東京都、YouTubeに外山恒一候補の政見放送削除を要請

NHK首都圏ニュースによると、都知事候補でネットで人気のYouTubeに貼られた外山恒一候補の政見放送動画の削除を東京都選挙管理委員会がユーチューブに要請したそうだ。さて、いつ消えるのやら。
ニュースでは、具体名は言っていなかったが。外山恒一候補以外考えられない。あ、しまった！　ドクター中松候補もYouTubeにあったか。この方、テレビ朝日の討論に呼ばれなかったから告訴しているから、こっちでも一悶着あるかも。しかし、内容的には数の点で外山さんを指しているのだろう。↓
理由は政見放送の法的公平性に抵触するからだそうだ。NHKの著作権侵害じゃなかったのか。
でも、削除すると言っても、3月26日に貼られた404 Blog Not Found、3月27日に貼られたY's WebSite も既に削除されているが、削除されたそばから次から次へ貼られるのを完璧に削除する方法あるんだろか。めんどいから、全候補者の政見放送をNHKが率先してYouTubeに貼り、「公平性」を保てばいいじゃないか。まあ、どっちにしても「視聴」されるのは圧倒的にこの人で、機会公平で結果不公平になるのは目に見えているが。

NHKの放送内容↓
今月８日に投票が行われる東京都知事選挙の、特定の候補者の政見放送を複製した映像が、インターネットのホームページに掲載され、東京都選挙管理委員会はほかの候補者との公平性が保てないとして、このホームページを運営するアメリカの会社に、映像を削除するよう要請しました。
要請を受けたのは、アメリカのホームページ運営会社「ユーチューブ」です。
「ユーチューブ」は、利用者が撮影した映像を自由に掲載できるホームページを運営していますが、東京都選挙管理委員会によりますと、先月末から東京都知事選挙の特定の候補者の政見放送を複製した映像が掲載されるようになり、その数はこれまでに確認できただけで、４３にのぼるということです。
政見放送は、公職選挙法であらかじめ決められた方法や回数を守って流すよう義務づけられていますが、このホームページでは、映像を自由に何度でも見ることができるようになっています。
このため東京都選挙管理委員会は、ほかの候補者との公平性が保てないとして、５日、「ユーチューブ」に対して映像を削除するよう要請しました。

しかし、冷静に考えると、政見放送ではないが、都知事選（だけに限らないが)の候補者の選挙運動ニュースの動画も貼られている。石原慎太郎候補、浅野史郎候補もかなり多く貼られている。これらはNHK、民放問わず、ニュースで流された時点では公平(あくまで泡沫候補を除いて)に時間を割いて報道されているが、YouTubeでの貼られ方は当然バイアスがかかる。政見放送を削除すればいいというものじゃあるまい。
むしろ逆に候補者にはこうした動画サイトに最低何本かのビデオを貼る権利を与えるべきだろう。テレビで扱ってくれない「泡沫候補」は「政見放送」や自陣営で撮影したビデオを貼ることを認められた方が公平性がむしろ確保される。そうなると、お金なしで政見をより多くの不特定多数に訴えられ、資金力格差も少しは解消され、もっと多くの志のある「ホーマツ」がチャンスを得られる機会大きくなるだろうし。
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