東シナ海のガス田は放置に限る

東シナ海のガス田問題については比較的広い海域での共同開発について合意が行われるとともに、早期解決に向け今年5月に局長級の協議を行うという。(世耕弘成首相補佐官)  「広い海域」って多分、尖閣諸島も含んでいる悪寒。
もし、そうなら、庇を貸して母屋を取られかねない。
大体、春暁ガス田は、早い者勝ちで、日本が間抜けだっただけで、文句言える根拠がない。日本の排他的経済水域内にまでガス田が連続してつながっていると言っても、春暁の掘削施設が中国側にある以上、何も違反していないのだ。いわゆるストロー効果で、日本側にある天然ガスも吸い取られると言ったって、それは推定に基づく結果論であり、吸い取り口が中国側にある以上どうしようもない。埋蔵資源の体積に応じて配分するのが常識と言っても、絵に描いた餅だ。日本が遠慮してろくな調査もせず、掘削施設を造らなかったのが間抜けなだけだ。
こんなことは世界のその他の地域でだってあるだろう。例えクウェートの油田なんて、地下の石油層はどう考えても、イラクやイランと深いところでつながっているはずだ。石油層や天然ガス層に国境がない以上、こんなストロー効果など持ち出したらきりがないのだ。
漁業資源だって魚は国境を平気でまたぐ。経済水域境界付近で、餌をばら撒いて魚を越境させたらやはり駄目なのか。
心配なのは、日本が抗議しているのを逆手にとって、「じゃあ共同開発しましょう。その代わり尖閣も共同で」と誘導され、結局気付いたら実質、尖閣が日本の領土でありながら、実質日中共同管理地域⇒中国領と、なし崩し的に取られることだろう。春暁ガス田なんてどうせ大した問題じゃない。勝手にどうぞ、日本は協力しません、でいいのだ。
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