熱中症と赤ちゃんポスト

NHKニュースで「まだ暑さに体が慣れていない季節、熱中症にはくれぐれもご注意ください」と言っていた。ついこないだまで寒い思いしていたはずだが。極東ブログ:誰が「赤ちゃんポスト」という名前を付けたのだろう? そしてマスコミはなぜこの名称を続けているのだろう? 正直、「赤ちゃんポスト」でも「赤ちゃん窓」でも「赤ちゃん揺り篭」でもどーでもよさげ感あり、なんだけれど、「熱中症」という言葉を初めて耳にした時はかなりの違和感あった。
熱中症Hyperthermiaの訳らしい。とすればhyper(超過)thermia(熱生成)で、「過熱症」とか「過激熱」ぐらいが適当な筈なのだけれど。
元々の違和感の根源はもちろん、【熱中】(夢中になってすること)というのが、「熱中症」とあまりに意味が乖離し過ぎていて、説明なしだと「ビョーキ」「はまり杉」とかそんな風にしか理解できないことだ。
こちらの「熱中症とは」には、
読んで字のとおり、「熱に中(あた)る」という意味をもっています。
とある。つまり「暑さにあたる」と極めて似た感覚だ。おいおい、じゃあ夏ばて程度だろが。
でも、この解釈、本当なのだろうか? 本当は「熱が体の中にこもる」という感じがする。
けれど慣れてしまえばなんてことなく分かってしまうからコワい。いや、いまだ「ビョーキ」の意味だろ、なんて思っている人意外といるかもしれない。マスコミは時たまでいいから「まだ熱中症という言葉に頭が慣れていない方々、熱中症という言葉にはにはくれぐれもご注意ください」なんて言って欲しい。
ところで、「赤ちゃんポスト」ってへたしたら、赤ちゃんが熱中症にならないのだろうか? 大体、英語ではBaby hatch、それでhatchはこの場合、船なんかにある「床窓」の意味だろうけど、別の意味に「孵化」という意味がある。これじゃ、熱して孵化させるってことで、卵じゃないか。日本語の「赤ちゃんポスト」より英語の方がかなりヤバい命名法だ。
なんか、このう村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」の文章を思い出してますますコワくなる。確か、コインロッカーが暑さで熱がこもり、赤ちゃんが泣き喚いて発見されるんだったっけ?
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