滑走路に交通信号機なかったのか

[滑走路ニアミス]離陸直前、別機横断で急ブレーキ 新千歳 北海道・新千歳空港で離陸のため滑走を始めた羽田行きスカイマーク730便(ボーイング767型)の機長が、滑走路前方を横断しようとしている羽田発全日空79便(ボーイング777型)に気づき、急ブレーキをかけて停止したため、衝突を免れた。
滑走路内には、地面すれすれにいっぱい交通信号機が付いていると思っていたが、違ったか。あれ、管制塔がマニュアルで操作しているだけなのか?
詳しい状況は、お客が乗り降りする空港ビルに近い滑走路からスカイマーク機が離陸のため滑走を始めた時、ビルに遠い方の平行滑走路を使って既に着陸した全日空機が離陸用滑走路を横断しようとしていた。着陸した機は通常、滑走路の途中にあるタキシング用通路を使って空港ビルに向かう。つまり、どうしても離陸用滑走路を横断してしまうわけだ。
これを防ぐ方法は、結構難しそう。風向きの関係で離陸機、着陸機は必ず同じ方向に滑走するしかないから。
一つの方法としては、着陸機は滑走路端までタキシングして離陸用滑走路の端を通過することが考えられる。そうすると、たとえ間違ってニアミスしても離陸機は既に上空にあり、激突することはない。離陸機が滑走中にトラブルが発生し、急ブレーキをかけて滑走路端まで滑走せざるを得ない状況を除いて。空港ビルまで時間がかかるが予防は可能だろう。しかし、余計に燃料食ってしまう。
もう一つ。離陸用と着陸用滑走路を逆にする。けれど、これは×だろう。着陸機はかなり滑走路の端に着陸するので、ギリギリで危ない。
理想は空港ビルを真ん中にして両側に離陸用、着陸用滑走路を分けることだろうけれど、コストがかかる。
で、最初の出だしに戻るのだけれど、交通信号機。離陸機が滑走路に入れば横断通路は「赤」。その逆も「赤」。要は管制塔の判断とは独立した、現場同士の航空機の位置関係で信号が変わる系統が必要だ。航空機が通路に進入すれば、感知するセンサー付ければ可能と思えるんだけど。
とにかく空港でぶつかれば一挙に二機墜落するのと同じくらいの惨事になる。これぐらいのシステム今までなかったのだろうか。
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