卑怯性

本日生まれて初めて巡り合った私的に新語な言葉「卑怯性」。「ekken:小倉弁護士が考えるネットの理想的世界は「著名人以外コメント禁止」に等しいで発見。「ネット上での卑怯性の高いコメント」などと使うようだ。
単に「卑怯なコメント」とどう違うのか考えてみると、多分、断定できないが、「卑怯である確率が高いコメント」ということだろう。「違法性が高い」からの連想か。母音がi+ouで共通していることや「違法」の「法」と「卑怯」の「怯」の字が似ているところからもその可能性が高い。
ネガコメ旅団とかのネガコメ、あるいはネガティブコメントは、ブログの管理者にとって、不快感を与える可能性のあるコメント全般。ということらしく、あくまで「可能性」が含意されているので、この「卑怯性」はネガコメをより日本語性の高い言葉にして表現された可能性が高い。
ぐぐってみると、「匿名の卑怯性」「差別主義者の卑怯性」などの用例があり、中国文やハングルのサイトにも発見できる。あっちでは普通に流通しているかどうかは分からない。今のところ、750件程度のヒットだからまだマイナーな用法のようだ。
日本語的には、新語性が高いのだろう。恐らくネット上での問題性の必然性から見ても、ネット上で生まれた可能性が高い。廃れる語もあれば、新興媒体で新興媒体の必然性に基づいた新語もどんどん生まれて来ていて、違和感をすぐに克服して定着する可能性あるだろな。
単に「卑怯」と言われるよりも、断定性を留保しつつも、「違法性」の連想からか、刑事的な「名誉毀損性」のニュアンスをより滲ませた、ある意味、社会的告発性の高い表現ぽい。
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