「核兵器保有すべき」候補いまだゼロの驚愕

参院選:自民候補32%、核武装検討を容認 毎日新聞調査 毎日新聞参院選の全立候補者を対象に実施したアンケートで、自民党候補の32%が日本の核武装の検討を容認していることが分かった。04年の前回参院選の同党候補より7ポイント増えた。
そんなことより、記事には言及されていないが「核兵器保有すべきだ」がゼロって、「日本は核武装する責任がある」と言っている身にはある意味ショックだ。これは意見多様性条約違反だ。
ま、それでも、前回は
「検討を始めるべきだ」はゼロだった。
ことを考えると、少しずつ多様性は増していると考えるべきなのかもしれないが、建前的に言えば参議院は「良識の府」なのだから、もっと「良識」が増えていてもいいんじゃないかと。こういう結果見ると、参議院イラネとマジに思ってしまう。
大体、民主党候補はもっと痛い。
民主党候補は94%にあたる72人が「検討すべきでない」を選択。「国際情勢によっては検討」「検討を始めるべきだ」はそれぞれ1%(1人)、3%(2人)にとどまった。
本当はもっといる筈なんだが、世間の目は「自民に代わる受け皿」の軽重が問われているらしいので、なるべくアンチ自民風、アンチ安倍晋三風を装わなければならないという、その根性が情けない。
どっちにしても、国政選挙ではっきり「核武装すべき」と回答した候補が1人もいないというのは異常だ。
そもそもこういうアンケート調査は世間の空気を反映しているように見えるが、実際は「世間はどうみているだろうか、ということについて候補者はどう見ているか」という美人投票風の最大公約数が反映されているだけで、実際に世間でどう思われているかを反映したものじゃない。マスメディア主導のマス・マジョリティな意見とサイレント・マジョリティな意見とは微妙にずれている。候補者が回答するのは大体は前者に近いと思われる。多分、一昔前はもっと後者に近かったのだろうけれど。
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