お盆休みと合体し祭事化する日航機事故

御巣鷹で慰霊登山始まる 日航機墜落23回忌(朝日) 今年は明石歩道橋事故(兵庫県)、東武伊勢崎線踏切事故(東京都)などで家族を亡くした遺族も一緒に登山する。JR宝塚線脱線事故で長男(当時34)を亡くした大阪府阪南市の石橋位子(たかこ)さん(62)は、脱線事故後、知らない人から千羽鶴が贈られ励まされたといい、「少しでも恩返しできれば」と千羽鶴を折って持ってきた。
こまで来ると、いつの間にか8月12日は交通機関の事故犠牲者を弔う日としてお盆の行事に繰り入れらてしまいそうだ。
昔から連綿と続く伝統祭事というのも、何らかの、当時としては生々しい大事件があり、それを記憶にとどめていくために慣習化し、由緒ある祭事へと定着したのだと思う。22年を経た日航ジャンボ機事故慰霊は言わばその現在進行形の祭事化の最中にあり、交通安全祈願の日として拡大再生産しながら定着し、100年後も「御巣鷹祭り」と名を変えて存続しているかもしれない。
なぜ、風化せずに続くのかと言えば、恐らく、たまたまお盆という祖先供養の時節で相性が合うということがあるのだろう。
日航機事故だけでない。この時期には死者を弔う記念日が戦後次々と慣習化されている。
6日 広島原爆の日
9日 長崎原爆の日
12日 日航ジャンボ機墜落の日
15日 終戦記念日
こうなると、いっそお盆休みを更に拡大してもいいのではないか。「死者への慰霊」という意味で相性の合う記念日がなぜか目白押しなのだから。これらの記念日を祭日休暇化すれば一挙に八月のゴールデンウィークが完成する。現在の祝日法は文字通り祝う日だが、哀しむ日もないとバランスを欠くので「祭日法」に改称すべきだろう。
そうすると、以上に加え、
6日 広島平和記念日
7日ごろ 立秋
9日 長崎平和祈念日
12日 交通安全祈願日
15日 靖国の日
16日 盆送り
と祭日が連なる。立秋は、春分の日秋分の日も祭日なので追加する。
そうすると、今年の場合、土日、振替休日、国民の休日を入れると、4、5、6、7、8、9、11、12、13、15、16、18、19日と休日が連続する。最長16日間の連休も可能で、実質お盆休みの法制化にもなり、お盆休みを長期に取れる大企業とそんなに取れない中小零細企業との休日格差解消にもつながりそうだ。
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