朝青龍と映画「河童のクゥと夏休み」

kappa0 朝青龍「夢の国」に到着(日刊スポーツ) 解離性障害」と診断され、モンゴルに帰国した横綱朝青龍(26=高砂)が、この日午前に首都ウランバートルから約400キロ離れたウールハンガ県ハラホリンにある保養施設「ドリームランドリゾート」に入った。師匠の高砂親方(元大関朝潮)は、同地から南西へ55キロ離れたホジルトで温泉治療施設を視察。両施設とも日本報道陣を徹底排除すべく、厳重警備を敷いており、朝青龍にとっては守られた「夢の国」となっている。
思い出した。今の朝青龍は「河童のクゥと夏休み」の、沖縄に逃れたクゥと同じだ。
共通点の一つは、クゥも恐ろしく相撲が強い。世話になった家族の子供はおろか父親まで負かしてしまう。今にして思えば、原惠一監督は朝青龍をイメージして、あるいは今現在の朝青龍を予見していたのじゃないかと思えるくらい。
クゥは河童ゆえにマスコミの監視下におかれる。困ったクゥは家に引き篭り、「仲間のところへ帰る」と言いだし、河童伝説のある遠野市に息子の康一のリュックに隠れて行くが仲間は見つからない。マスコミの過熱報道は激しさを増し、そのうちに沖縄から手紙が届く。マスコミの包囲網を逃れるため、康一は宅配便の中にクゥを入れて沖縄に送る。高砂親方がだんだん康一に見えてきた。
待っていたのは、人間に化けたキジムナーで、「テレビ見ていてほっとけなくなった」から招いたのだという。
「夢の国」のあるハラホリン(カラコルム)は一度行ったことがある。まだドリームランドはなかったが、遺跡は素晴らしく、オンボロバスに揺られた甲斐があった。阿蘇山の草千里がそのまま文字通り千里まで続く大草原。そこにキジムナーはいるのだろうか。国立健康大学精神研究学部のオリヨル教師がその役目を果たしてくれるのだろうか。
しかし、違うのは、当分の間か、「夢の国」でもマスコミ包囲網がしっかり移動していることに変わりがないということだ。ここが映画と違う点。
あそこは電力も不足しているし、今後の中継はどうするんだろう。他にホテルらしいホテルもなかった。今はあるのかもしれないが、あったとしても、電力の奪い合いでホテルの電灯が点かなくなるとか、別の面で騒動が起きそうな悪寒がする。
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