国旗より新聞社旗@世界陸上マラソン

女子マラソンで土佐が「銅」、今大会の日本勢初メダル(読売) で、土佐礼子の粘走を支えたのは日の丸の旗ではなく読売新聞社の社旗というのもアレ過ぎる。マラソンの走路沿道を新聞社旗が彩るのは新聞社主催の国内レースだけかと思ったら、甘かった。世界陸上も国内で開催となると、日の丸は逝ってよし、新聞社の社旗が我が物顔とは甚だアレだ。
調べてみると、読売新聞は世界陸上ナショナルパートナーだった。テレビはTBSが気合入れまくって滑っていたので、新聞社は系列の毎日新聞かと思いきや、もはやそうでないらしい。ま、1000万部の威力は系列も突破するということか。
以前、「なぜ号外はなくならない?」を書いた折、
ラソンで社旗が沿道で無数に振られる光景も、どう見ても出征兵士を送る際に沿道で振られた旭日旗からヒントを得たとしか思えない。
繁華街を歩けばティッシュに当たるという状況も、実はオリジナルな様式は新聞の号外だったりして。

なんてことを書いていた。更に連想を進めれば、沿道で社旗振っている人たちは、無料奉仕でチラシやティッシュを配っているに等しい。チラシ配りが時給いくらか知らないけれど、誰も無料でアルバイトさせられているのにも気付かず、嬉々として旗を振っている。考えてみれば、あざといというか、出征兵士の武運長久がなんとも矮小なものに変化してしまった。
世界大会だのに、なぜかしょぼい大会だったのは、何も日本人選手の成績だけじゃなくて、こういう何とも目障りで、場違いで、脱力な風景に不感症になってしまったことか。
右翼な人たちも何とも言わない。国旗国歌法が制定され、国歌斉唱を拒否した教師が処分された割には、この鈍感さは何なのだと。何がプチナショナリズムなのかと。
日本より前にマスコミ様の方が偉いのだ。
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