松坂大輔は逆クラッチピッチャー

松坂、ロフトンに痛恨の1発浴び敗戦投手(日刊スポーツ) なんかもう、同じパターンで負けすぎている。小泉純一郎元首相じゃないが、松坂に欠けているのは「まさか」への備えだ。調子はいいのに、あまりにも効率良く失点し過ぎ。
こっちのALのStatsで15勝以上の他のア・リーグ投手と1失点に要する被安打(被安打H÷失点R)を見ると、
ベケット2.49、サバシア2.53、ラッキー2.52、王建民2.37、カルモナ2.55、エスコバー2.30、バーランダー2.06、ウェークフィールド1.84、バティースタ2.07、ハラデー2.30、ペティット2.25、バード2.23、バスケス2.07、サンタナ2.08、ヘーレン2.35、松坂大輔1.91だ。
松坂に勝っているのは同僚のウェークフィールドのみ。それ以外の投手は2安打以上されてやっと1失点。
本日の試合の松坂は被安打6で4失点。1.50だ。この前のディビジョンシリーズの被安打7で3失点を合わせても、ポストシーズンは1.86でレギュラーシーズン以上に効率よく失点している。
なんでこうなるのかというと、警戒すべき打者に必要以上に警戒し、さほど警戒する必要のない打者に必要以上に油断しているとしか思えない。
その典型はK.ロフトンに打たれた先制2ランホーマー。ロフトンはレギュラーシーズンでたった7本しか本塁打を打っていない選手だが、初球ど真ん中にストライク放れば、そりゃ打つよ。こういうレギュラーシーズンで10本未満しか本塁打打っていない選手に、ここぞという場面で打たれている。ここぞという場面でタイムリーを打つ勝負強い選手をクラッチヒッターというけれど、彼は一番打たれそうにない打者にここぞという時に打たれる逆クラッチピッチャー状態だ。
一方、警戒すべき打者には警戒しすぎて四球を出すか、カウントを悪くしてストライクを取りに来て痛打される。このパターンの繰り返しだ。精神的なブレが大き過ぎる。
松坂の長所は球種の多さで、相手打者からすれば狙い球を絞りにくく、球威、球のキレさえ良ければ多少甘めに入ってもそんなに打たれる確率は低い。
ところが、制球に注意を払い過ぎ、バリテック捕手も「location」(制球)に拘っている。制球重視の余り、却ってボールが多くなり、取りに行くストライクに球威、キレが犠牲にされる。その日に制球の定まらない球種は投げないようにするため、長所が活かされず、却って狙い撃ちされ易くなっている。
開幕の頃は、もっと大胆に投げ、顔にも自信が出ていた。与四球も4月は1試合平均2だったが9月は2.8に増加している。むしろ、慣れるにつれて慎重になりすぎて一人相撲している印象が否めない。技術の問題よりも精神的に受身になっていて、今年は最後まで改まりそうにない。
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