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松坂勝った!Wシリーズへ/アLCS(日刊スポーツ) 5回を6安打2失点。3回まで無失点の力投。4回に2本の二塁打で1点を失い、5回にも犠牲フライで1点を奪われたが、1点リードで5回を投げきった。
ワールド・シリーズ進出とはいえ、本日もDiceyな松坂大輔君で、もう負けたと一時は思った。なんであんなにスライダーばかり投げさせるのか>バリテック
4回の初失点は酷いもんだった。スライダー、スライダー、スライダー、スライダー。クリーブランドの打線は、完全にスライダーを待ち構えていて、ボールになるスライダーは余裕で見逃し、甘いところを狙い撃ち。あんなにスライダー投げれば、スライダーに使う筋肉が部分疲労起こしてキレも悪くなるだろうし。
5番のガーコはツーナッシングまで追い込んだのに、スライダーの連投でグリーンモンスターにぶちあてられてしまった。ストレート、チェンジアップ、フォーク織り交ぜておけば、打ち取れていたのに。
次の5回もスライダー連投で、チョコンと流し打ちされて、もう2度あることは3度ある状態を覚悟しなければならない状態だったけど、最後の最後でチェンジアップで三振を奪い、なんとか5回投げ切って、たった1点差のリードを守って勝利投手の権利を得た。
Dicey Situationの原因はどうも松坂本人というよりバリテック捕手のようだ。球種の多い松坂にとにかくその日一番いい球種しか投げさせない。
3回までいつもいい調子なのに、4回以降急におかしくなるのは、バリテックが打者一巡してから松坂のその日の良い球種を見極めてそればかりで押そうとするからじゃないだろうか。別に制球がそれほど定まらなくても、投げて打者に見せておけば、球種を絞られない。けれどナントカの一つ覚えみたいにスライダーばかり投げさせれば、そりゃ狙い撃ちされるよ。
岡島秀樹が何とか踏ん張ってくれて、打線が爆発(なぜか松坂の投げていた序盤にも9安打したのに併殺打連発で得点はたった3点)してくれてエースのジョシュ・ベケットを出さずに済んだが、下手したら松坂救援でベケットというシチュエーションもアリだった。そうなっていたら松坂には屈辱的だったろう。
本来、松坂はベケットに次ぐ先発2番手のはずだけど、捕手との相性で3番手に甘んじ、下手したら4番手にもなりかねない。
Dicey Situationはワールド・シリーズも続きそう。ロッキーズ交流戦松井稼頭央らがベケットを打ち崩しているので、松坂にしっかりしてもらわんことにはかなりDiceyだ。
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