スターダスト〜贅を尽くした綺羅星の饗宴

stardust1はっきり言って、ハチャメチャな映画だ。綺羅星の如きスターたちも屑扱いの使い捨て。だから星屑、スターダストと洒落ているのかどうか知らないけれど。主演のトリスタン(チャーリー・コックス)とイヴェイン(クレア・デインズ)ってなんとなく語呂からトリスタンとイゾルデにどうしても連想が移る。ウォールという街もコーンウォールから借りてるのかなとか、勝手な連想が次から次へと湧く。
stardust4ロバート・デ・ニーロに女装させるなんてまだましな方だろう。デ・ニーロの操る空飛ぶ海賊船、これも何で空飛ぶんだろうと思っていたら、どうもStar Dust (aeroplane)と関連してるんじゃないだろうかと思えてくる。
Star Dust was a British South American Airways airliner that mysteriously disappeared on 2 August 1947.
A comprehensive search of a wide area, including what is now known to have been the crash site, discovered no wreckage. What became of the flight remained a complete mystery for over 50 years. Speculation about the cause and nature of the disappearance of Star Dust included conspiracy theories such as inter-corporate sabotage and abduction by UFO.

UFO説まで出てくるから、この映画にはふさわしいかも。日本人には知られてなくても、イギリス人ならピンときそうで、とにかくやたら変なところから借用しているようではある。
ちなみにデ・ニーロの演じる海賊の名はシェイクスピアShakespeare⇒Shake spear(槍を振れ)ということらしい。実際、Shakespearと綴られることもあるようだ。
stardust2それに、Stormholdの今際の王様はハムレットのクローディアスのパロディじゃないかと思えてくるし、亡霊だってハムレットからの借り物という感じがする。
その死にゆく王を演じるのが「アラビアのロレンス」の名優ピーター・オトゥール。こんな人にこんな役を演じさせ、また演じているということは、本人もその気で、これが最後と思っているのかもしれない。オトゥールはまだ75歳だけれど、一時悪性腫瘍で危ぶまれた時期もあり、ひょっとしてそうなのかもと思わせる演技だ。究極のスター使い捨ての可能性あり。
stardust3スターは俳優、劇作家だけじゃないらしい。Ferdyという雷兵器を売っている人物は大物理学者マイケル・ファラデーのパロディじゃないかと思える。確か、値付けの値段の単位がボルトって電圧の単位だったし。この物語今から150年ほど前、1850年くらいの話という設定だけれど、ファラデーも1867年に亡くなっているので平仄は合っている。
それに、魔法にしても何にしても、エネルギー消費すれば代償を払わせる点で最低限科学的で、魔術と科学がないまぜの時代を表しているような。
他にもきっと日本人には気付かないような色々なパロディがあるんだろうことは想像がつく。ただのハチャメチャでないところが流石というか。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログへ