ナベツネ現役記者復帰

複数の関係者によると、渡辺恒雄読売新聞グループ会長は、現役記者に復帰した模様だ。80歳過ぎて現役記者に復帰するのは世界的にも異例という。
関係者によると、まずこの社説はナベツネ直々の執筆だそうだ。
党首会談 政策実現へ「大連立」に踏み出せ(11月3日付・読売社説) (略)自民党総裁である福田首相民主党の小沢代表との党首会談で、連立政権協議を提起した。いわゆる大連立である。実現すれば、日本政治に画期的な局面を開く。
 だが、小沢代表は、民主党役員会での拒否の決定を福田首相に電話で伝えた。役員会の大勢が、「先の参院選の民意に反し、国民の理解を得られない」としたからだという。
 これは疑問だ。(略)
 衆院解散・総選挙で、与党が勝利し、政権を維持しても、参院で野党が過半数を占める状況は変わらない。しかも、長ければ10年近く続くと見られる。(略)
 こうした事態を避けるためには、重要な政策を推進するための安定したシステムを構築しなければならない。そうした判断に立って、福田首相が「大連立」を提起したのは、極めて適切な対応だ。
 小沢代表も、政治の現状への強い危機感があるからこそ、党首会談に応じたはずだ。連立協議の拒否で通るのか、ぜひ、再考してもらいたい。(略)

社説の中身のボンクラさはさておき、主筆様なのだから社説書いてもおかしくない。けれど、それでは物足りないのか、ナマ記事でも
民主・小沢氏、早い段階から連立に前向き…自民関係者(11月3日3時2分)
民主党の小沢代表が、首相から連立の打診を受ければ、民主党内を説得する考えを首相に伝えていたことが2日、明らかになった。
 自民党関係者によると、小沢氏は早い段階から自民党との連立に前向きで、民主党内を説得する考えだったという。
 今回は説得に失敗した形だが、小沢氏はなおも連立参加を模索する意向だ。小沢氏は、最終的に連立を断念した場合は、代表を辞任する考えも周辺に漏らしており、成否によっては小沢氏の進退問題が浮上する可能性もある。

これなんか、記事中に出ている関係者も、この記事の執筆者(あるいは執筆を命じた人)も同一人物、つまり「ニュースソースは俺だ」と言っているようなものだ。社説では福田首相が持ちかけと小沢代表を立てていたが、癇癪起こして小沢が前向きと書き、
更に、それでもおさまらず、
「民主党内、絶対まとめる」大連立は小沢氏が持ちかけ(11月4日3時0分) 2日の福田首相小沢民主党代表の会談で、議題になった自民、民主両党による連立政権構想は、実は小沢氏の方が先に持ちかけていたことが3日、複数の関係者の話で明らかになった。
 「大連立」構築に向け、小沢氏がカギと位置づけたのは、自衛隊の海外派遣をめぐる「原理原則」だった。
 関係者によると、小沢氏は当初から、首相側に連立政権の考えを持っていることを内々伝えていたという。

と、実は小沢代表が持ちかけたんだと書き直し。
老人は子供に帰るというが、思うようにならないガキが拗ねているようで面白いと言えば面白い。
なお、このエントリーのニュースソースは俺だ。
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