小沢一郎vs.ナベツネ(追記アリ)

小沢氏は真実を語れ(読売:政治部長 赤座弘一) 党首会談は小沢氏の方から持ちかけたもので、「大連立」構想も小沢氏の提案だった、といった点は読売新聞も報道した。小沢氏の批判がこれを指すのであれば、「事実無根」などと批判されるいわれは全くない。いずれも首相周辺をはじめ多くの関係者が証言しており、確実な裏付けを取ったうえでの報道だ。
この場合、物事の性質上、「確実な裏付」とは、当事者である民主党の幹部クラスということでなければならない筈だ。
記事に説得力持たせるなら、「首相周辺をはじめ多くの関係者が証言」ではなく、「民主党幹部をはじめ多くの関係者が証言」としなければならない筈だ。それを「首相周辺」としたことは、要するに自民党からのリークですよ、と少なくとも字面上では告白しているに等しく、かなり正直な書き方じゃないだろうか。
とは言え、こうも考えられる。民主党幹部に取材しても何も出てこなかった。つまり、民主党幹部は何も知らされなかったから、「確実な裏付」が取れなくて当然だよ、とも言っているようにも見える。ま、小沢さん本人が言うわけないから。裏返せば、民主党内で本当に知っていたのは小沢さん一人なんだよ、とも解釈できる。
もし、例外があるとすれば鳩山由紀夫幹事長くらいなもんだろうか。この人の目はいつも目の前を見ているようではるか遠くを見ているような眼差しだ。[8日追記]案の定、鳩山由紀夫さん白状した。「確実な裏付」とは、鳩山ルートの可能性が高い。小沢一郎さん7日の会見で「私には取材なかった」と言っていたが、鳩山さんから聞いていたら、その根拠も崩れる。前々から思っていたが、鳩山由紀夫という人、風貌が刺殺されたオウムの村井秀夫幹部とよく似ていて、彼もそうだったが、政治的ニヒリストのにおいがする。
じゃあ、一体、他の民主党議員って何なんだということになる。これだけ馬鹿にされてなお民主党は結局役員会で小沢一郎を慰留(朝日)するとか。普通なら解任+除名なんだろうけど。ああ、ますます馬鹿にされそう。
ところで、筆者の赤座弘一政治部長は、以前に渡辺恒雄会長の秘書、つまり鞄持ちしていた人で、実質ナベツネ執筆、赤座弘一代筆というのが正確なところだろう。ま、読売新聞政治部長という肩書だってナベツネの秘書みたいなもんだから当たり前と言えば当たり前だけど。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングブログランキング・にほんブログ村へ