言葉のボラティリティ

貞子ちゃんの連れ連れ日記:アメリカFRBの金利引き下げは0.25%に止まる。 私がすやすや眠っている間に、アメリカ株式市場は、NYダウもナスダックも、2.5%前後の暴落をしたようです。
えぇぇぇ。暴落なんてしてないよ。ただの利益確定売りじゃん。
市場が0.5%下げの予想なんて釣りですよ、釣り。誰も本気で0.5%下げるなんて思っていない。
昨日に限らず、NYダウはサブプライムローンサブプライムローンと大騒ぎしている割にちっとも下がっていない。ダウの最高値14,280ドルに比べて現在は13,432ドルでわずか6%しか下がっていない。
声を大にして言いたい。サブプライムローン自体が巨大な仕掛けで、当初、
大したことない(春)⇒予想外に大きな影響(夏)⇒市場の不確実性が高まる(秋)⇒今(冬)
四季はめぐり、言葉だけが踊り、どんだけ下がったのと思いきや最高値からたったの6%下落しただけ。あんまりだあ。せめて20%ぐらい下げてから「暴落」という言葉使って欲しい。日本は一時20%下げたのだから暴落したのは日本だけね。
今の相場って情報資本主義で、言葉がインフレ起こして言葉のボラティリティが高くなっているから声のでかいのがいくらでも市場を操作できる(あ、橋下徹弁護士のことじゃないけど)。
こういうことも可能なのは実は日銀様が政策金利0.5%を維持してくれている賜物だ。日銀はもうサブプライムが落ち着くまで絶対に政策金利上げない。上げたくてもよう上げられない。日米安保条約を解消しない限り絶対上げない。
お陰で日本だけが暴落状態。そのメカニズムはこの通り。取り残された日本株を上げる方法は日銀の利上げしかないのだけれど、誰も本当のことを言わない。普通、金利上げれば株価に不利といわれるけれど、今の日本は「金利差の罠」に嵌っているので、常識とは逆のことが起きている。このおバカ相場は当分続きそうだから、外国人投資家もいい加減ウンザリしている。とっくに日本株の買いサイン出ているのに。現実に日本株が本格反騰するのは日銀が次に利上げする時だと思う。
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