ナショナル・トレジャー/ リンカーン暗殺者の日記

ntr予告編だとケネディ暗殺、人類月面着陸、エリア51の謎も仄めかされるが、要は宝探しの旅。ワシントンDC、パリ、ロンドンと渡り歩き楽しませてくれる。ニコラス・ケイジが寅さんに見えてくる。となると、視線は自然とダイアン・クルーガーに集中してしまうのはやむをえないか。
ホワイトハウスのオーヴァルルームに忍び込んだクルーガー、床に膝付いて落としたイヤリングを探す姿がなまめかしい。お尻突き出してソファの下なんかを探すのだけれど、別に観客にサービスしているわけじゃない。男の気をそらせてケイジが本当に探したいものを見つけるための時間稼ぎ。なにせ引き出しがコンビネーション・キーになっているから手間がかかる。
というわけで、緊迫感とほのぼの感が適度にない交ぜされて、旅が続く。おかげで強面のエド・ハリスの迫力も殺がれている感じ。ジョン・ボイト。年取っちゃたなあ。
なんか、あっち行ってあれが解決、こっち行ってこれが解決、そっち行ってそれが解決と、映画自体がコンビネーション・キーみたいだ。
最後の水仕掛け、中国映画にも似たようなものがあったような。
要するに、予告編ほどには面白くなかった。
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