ブログ記事の賞味期限

当ブログはアクセス件数から言えば、マイナーもいいとこなんだろう。まあ、日本で800万あるとか言われるブログの数を考えれば、零細でもなさげだけれど、それは置いといて、恐ろしく昔に書いたエントリーからTBやコメントをもらったりして、びっくりすることもある。本日もHPO:機密日誌:時間泥棒はどう自滅したかをみんな知るべきだのひできさんからTBをいただいた。
TBのあて先は「アインシュタインは累進課税を正当化する」。なんとまあ、2年4ヶ月も前の記事だ。いったいどうやって探し当てたのか聞きたいくらいだ。まるで何光年かなたの恒星系の惑星から交信を受けたような気分。ただ、blogosphereの場合、何光年隔たっていても、受信した途端にお隣さんになれる点が宇宙空間と違うところ。
これって、つまり賞味期限が恐ろしく長いということだろうな。つまり手前味噌的に言わせてもらえれば、当ブログの唯一の自慢はこの手の賞味期限無限大的記事が時には書かれているということだろうか。
とすると、この記事には相対性理論的価値逓減の法則は通用しないというか、あるいは逓減率が恐ろしく鈍いということになる。この分析は結構難しげだ。今後の課題としよう。
当該記事はカネの価値の逓減を語ったものだけれど、じゃあブログ記事の価値はどう逓減するのだろうか、という問題に突き当たる。
勘で言えば、書いて1日で価値が半分以上に逓減するのがほとんどな気がする。1ヶ月以上も持てば長寿エントリーと言えるんじゃないだろうか。例外として映画の記事はDVDで見る人が多いのでかなり長寿だ。それだけblogosphereというのは新陳代謝が早い。新聞のように記録的価値保蔵機能もそれほどないように思う。なのに新聞社のサイトは一定時間が過ぎれば消されるのは困ったもんだ。
けれど、こういう長寿エントリーを書こうと心がけると絶対アクセス数は伸びないと思う。それこそ宇宙に向かって電波を放ち、交信が返って来るのを待っているようなもので、アクセス数は確実に少なくなる。ロマンはあれど、現実的ご利益は少ない。アクセス増やそうと思えば、星空なんか見ずに、目先の時流に乗るのが一番。
でも、性分というものがあり、またいつかstargazer的記事書くんだろうなあ。←ただし、2年前と違い私の脳味噌もかなり価値逓減しているようで最近やたら勘違い、思い違いが目に付き、orzになることが多く自信はない。この手の記事、相当脳内作業が必要だしなあ。
宇宙の彼方より来訪のひできさん、アンガトー。
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