見た目に左右される日経平均と日本の政治

株式市場なお不安定、日経平均一時1万3000円台・反発、勢い失う(日経) 米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げを好感した買い戻しが入り、日経平均株価は一時、1万3000円を回復する場面があったが、高く始まった上海株が下落に転じると急速に伸び悩んだ。米景気後退への警戒感は依然根強く、世界的な株安への不安は払拭できていない。
結局2%ほどの上昇に終わったが、どうも見た目に影響されている気がする。
FF金利0.75%の一気下げにもかかわらずニューヨークダウは見た目、1%以上下落して終わった。けれど、これは文字通り見た目だ。月曜日、ニューヨーク市場が休場でなく、開いていたら5%くらい下げていたろう。とすると、1%下げで終わったということは、利下げ効果で4%ほど上昇したことになる。そのでんでいけば、今日の日経平均は4%ぐらい上昇してしかるべきだった。にもかかわらず2%上昇に留まったということは、やっぱり受身で見た目でしか動かない、動けないという自信喪失状態が依然続いているということだろうか。これがニューヨーク株4%、500ドル上げだったら随分印象が変わっていたろう。
他の極東市場は、オーストラリアが4%、中国銀行サブプライム損失疑惑にもかかわらず中国も3%、香港が10%、インドが5%も上昇している。ここでも日本株は冴えない。韓国や台湾は更に冴えないが、これまでの1人負け状態の日本を考えると、もうちょっと上がっていても良かった。
他がどうしているかということばかり意識していると、どうしても見た目重視に陥り易い。右顧左眄しているのは政治だけでなく日経平均もそのようだ。
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