Leslie dead at 12 on bridge to Terabithia

terabithia「テラビシアにかける橋」 キャサリン・パターソン原作、ガボア・クスポ監督。とびっきり可愛い少女が事故死するのに立ち会うのは今年になって早くも2回目。こういう類のものを観たいと思うのは心理的にもまずい状態じゃないか。というか、なんで最近の映画は邦画洋画問わずやたら少女を殺したがるのか。時代が荒んで代償を求めているのか――なんてややこしいこと考えずに、ただ観ているだけで涙の一粒も落とせれば上出来だ。
日本人的には、レズリー(アナソフィア・ロブ)が、孤独でいじめられっ子には見えない。あんなに可愛ければ、まずもてるだろうし、かけっこでも男女問わずクラスで一番なら一目置かれて上級生も手を出さないだろうと。もう少し可愛くなかったら、違和感ないがなにせ可愛すぎる。ここらへん、微妙だ。
映画で観るとジェシーはレズリー一筋のようで、自分の絵の才能を認めてくれた音楽教師には憧れと尊敬程度のように見える。しかし、wikiには「夢中になる」(Jesse has a crush on his young music teacher)とあり、必ずしもそうではなかった。教師と2人で美術館に出かけている間、敏感なレズリーがそれを感じて1人寂しくテラビシアに出かけて悲劇が起きた可能性がある。丈夫なロープが切れたことになっているけれど、心もキレたとか。
テレビシアとの国境で死んじゃうというのが、なんとも悲しいが、だんだんテレビシアに渡り辛くなってきたことは、大雨で増水するとかで描かれている。観る側はどうしてもそのたびに嫌な予感はするが、実際に事故るシーンは配慮されてか、ない。
あまりややこしい話はなく、ストレートで物足りないかもしれないが、児童が主人公なのでこれでいいか。けれど、巨人はなぜジェシーだけを救ってレズリーは救ってくれなかったのか、不満ではある。まさか、神を信じなかった罰?
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