インサイダーブクマってあるんだろうか

インサイダー取引の連想から思いついた造語。普通、ブクマというのは、個人がやるものと思い込んでいたが、世の中には特定のブログと提携してブクマすることを業務にして利益を上げようという会社ってあるんだろうか? と思うようになった。利害が一致すれば、アリだろう。
こんなことを思いついたきっかけは、池田信夫 blog:404 Blog Not Foundを読むのをやめたを読んでから。404 Blog Not Found週刊ダイヤモンドと提携して毎週同誌の最新号の広告記事を載せるからRSSリーダーから外したというものだが、実際にはそれはきっかけにすぎず、事実上新書販売ブログ化したからだと思う。
以前から思っていたが、弾さんのブログは本当にユニークで素人の私には不思議いっぱいだ。
例えば、見れば分かるが、404 Blog Not Foundって各エントリーごとにブクマアイコンが4つもゴテゴテ並んでいて、ブクマハングリーなのが分かる。エントリーをアップすると、最初にはてなブクマするのは本人、つまりセルフブックマーク常習者だ。最初に気づいた時、なんでこんなことしてるんだろうと不思議だったが、これはwikipediaによると、 不当な売名行為らしい。これによって、検索でヒットする確率が増えるってことだろうか。
まあ、不当かどうか知らないけれど、本来の目的から逸脱していることは間違いないようだ。さすがにプロの手口は違うというか、よくここまでまめにやるなあ、と感心すらした。ある面、旧ライブドアの遺伝子というか、時価総額至上主義⇒アクセス&ブクマ数至上主義とでも言うのだろうか、やることが徹底しているというか。
そこで、思いついたのが、「インサイダーブクマ」という言葉。別に404 Blog Not Foundで実際にやられているということじゃなく、あったって不思議じゃないなあ、という仮定の話だけれど。
ブログで宣伝してもらえるのなら、別に献本とかだけじゃなく、会社が提携ブログのエントリーをブックマークするサービスだってアリじゃないかと。会社ぐるみでブクマランキングを常に上位に押し上げる程度に社員を動員してブクマに励むとか。あまりやりすぎるとわざとらしいからあくまで適当にやってアクセスアップに貢献し、株主価値ならぬブログ価値を高めるとか。ブクマ資本主義というか。
ブログはどんどん広告媒体化しているらしいから、ブログに備わった使えるツールは何でも使うというのがビジネスというものだろうから、有り得るなあ、とは思う。反面、現実は素人が考えるよりもっと進んでいて、そんな人海戦術的なことしなくても同じことが自動的にできるようになっていたりして。とにもかくにもblogosphereは恐ろしい速度で資本主義化していることは避けがたい現実のように思える。
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