蘇民祭の全裸男とUFO伝説

somin蘇民祭騒動で思い出して、以前見たドラマ、1988年地元IBC岩手放送制作の「六芒星(ろくぼうせい)は知っている〜199X年」を録画DVDで見た。写真左はドラマの中で蘇民祭のいわれを解説する黒石寺の女性住職藤波洋香さん。当時から住職だったようだ。右はIBCアナウンサーでドラマでもアナウンサー役で主演の戸田信子さん。
このドラマは北東北に伝わるという宇宙人飛来説を絡めたファンタジー六芒星とはダビデの星のことだ。岩手県の作家高橋克彦氏の原案。ドラマの発端はエジプト発の中東危機勃発なのだが、なぜか気のせいか戸田信子アナの化粧もクレオパトラ風。最後は米ソ核戦争を宇宙からの天使が救うという話。
蘇民祭信仰
『備後(びんご)風土記』の中に蘇民信仰の逸文が残されている。
 北海の武搭神(たけあきのかみ)が南海の神の娘をめとろうと旅に出、途中で日が暮れた。そこに将来兄弟二人が住んでいた。兄の蘇民(そみん)将来は大変貧しく、弟の巨旦(こたん)将来は裕福で家や倉を百余りも持っていた。武搭神は弟に一夜の宿を借りようとしたが断られ、やむなく兄の家に泊めてもらった。兄は粟の飯でもてなした。後に武搭神は八人の王子と帰る途中将来の所に寄り「かつての報いをしよう。おまえの子孫がその家にいるか」と問うと、「妻と娘がいる」と答えた。すると「茅(ち)の輪(わ)」を腰に着けることを命じた。その夜、神は蘇民の妻、娘を除いてすべてを滅ぼしてしまった。そして「私は須佐之男命(すさのおのみこと)なり、後の世に疫病あらば蘇民将来の子孫といい、腰に茅の輪をつける者は疫を免れるであろう」と申された。
 武搭神・須佐之男命・牛頭天・薬師如来は同一神仏であるという。

これが公式解説だが、ドラマでは住職が裏解説も披露している。
蘇民とか巨旦という名前は現在のイラクに昔、ソミアとコータンという国があって、そこにもほとんど同じような伝説があって、それが綿々と伝わってきたという説もあるというのだ。
思い出すのは青森県・戸来(へらい)がヘブライに由来するとした説。更に同県の亀ヶ岡石器時代遺跡から出た遮光器土偶が実は宇宙服をまとった宇宙人じゃないかという話もあって、古代文明とUFOというムー的世界だ。実はこのドラマでもその説が取り入れられている。
一方、なぜか秋田のなまはげ騒動でも【エロなまはげは宇宙人!?】(iza)という話があって、エロく盛り上がっているらしい。
somin1UFOの撮影に成功したという鎌田さんは、なまはげと火の玉の「接点」が五社堂にあることに着目する。「私が撮ったのと同じ火の玉が、200年も前に五社堂の上で輝いていたんだ。ご存知の通り五社堂はなまはげの起源です。なまはげは、宇宙人なのかも知れない」((下:なまはげとUFO、意外な「接点」)
とまあ、北東北は伝統的にUFOと相性がいいらしい。NHK大河ドラマの「義経」だって、最後は死ぬはずの義経がUFOに救われて天空に舞い上がって終了だった。その後、ジンギスカンになったという説は有名だ。
somin2蘇民祭に戻って、例の全裸男性も今年はライト消しで隠されたようだが、このドラマでは写真↑のようにボカシなしで堂々放送されていた。大らかな時代というか、ローカル的には何の問題もなかった。
この全裸男性についても、意外な「接点」がありそうで、以下私論珍説。蘇民祭の全裸男。これはUFOが不時着した時、地元の人間が見た宇宙服を外した宇宙人の裸の姿の再現ではあるまいかということ。(考)高橋克彦氏もドラマの中で、シュメール人の海からやって来た神(←写真)を紹介していた。宇宙服か潜水服か微妙だが、人間が見れば全裸男性に見えるんじゃないかと。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングブログランキング・にほんブログ村へ