早々と消された残留農薬説の謎

また中国から…「青島ニラ肉焼まん」メタミドホス検出(産経) 大阪市は19日、中国山東省の「山東仁木食品有限公司」が平成18年8月2日に製造し、大阪市西淀川区の輸入業者「ニッキートレーディング」が輸入した冷凍食品「青島ニラ肉焼まん」から、0・22〜0・64ppmの有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表した。
商品全体からほぼ偏りなく検出された一方で、袋の内外からは検出されなかったことから、同市は残留農薬の可能性が強いとしている。(朝日)
今回は天洋食品以外でのメタミドホス検出で残留農薬らしい。
元々「毒菜」が以前から問題になっている中国食品の主犯は残留農薬のはずだが、最初の冷凍毒ギョーザ、マスコミはもう既に人為的混入説が確定したような報道の仕方をしていて「誰がいつどのように」などと検証している。
中国の当局幹部が「日中友好を良く思わない分子」などと思わせぶりな発言をしたかと思えば、それを受けて福田康夫首相が「核心に迫っている」などと、やはり思わせぶりな発言をして、俄然流れが変わってしまった。
そもそも、袋や中のトレイに穴があいていたから注射針でメタミドホス注入か、なんて漫画チックだ。あの程度の穴、爪楊枝1本あればできることで、穴があいていたから即注射針なんて想像力が飛躍し過ぎている。
残留農薬説が早々と否定されたのは、日本の専門家が「通常では有り得ない濃度で、通常の残留農薬では有り得ない」という見方がコンセンサスにいつの間にかなってしまったことだ。しかし、ここで言われた「通常」というのは何をベースにした「通常」なのか彼らは説明したのだろうか。恐らく、これまで日本で検出された中国野菜の残留農薬では有り得ない、1桁も2桁も違うからということだろう。
けれど、彼らは別に中国全土の農薬散布の実態を掌握しているわけではないだろう。日本への輸出用に育てられた野菜と、天洋食品に納入されている野菜とで違いがあるのかも含めてちゃんと調査したのだろうか。
もし有り得ないのなら、実際にメタミドホスをベタベタに塗布した野菜で冷凍餃子を作って実験すればいい。熱すれば本当にメタミドホスが蒸発してなくなるのか、どの程度の加熱でどれくらい分解するのか検査すればいい。実験して初めて「通常」ということが言える。そこまでやらなければ専門家が「有り得ない」などと軽々しく言うべきでない。
中国国内でもメタミドホス中毒事件が相次いで起きているのに、天洋食品の冷凍毒餃子だけが「テロ」などというのはかなり不自然だ。そして、テロであってくれた方が日中両政府にとっては、有難いのだ。犯人さえ見つけて「事件が解決しました」と宣言すれば、一件落着で経済的、外交的にはもっとも好都合なのだから。
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