石破防衛相を辞めさせるな

石破防衛相、辞任を否定「隠蔽しても必ずわかる」(朝日) 自身の責任問題については、武田良太氏(自民)の質問に「(行方不明者の親族から)『絶対辞めるな。原因を究明し、防衛省の再発防止策をきちんとあんたがやってくれ』と言われた。ご家族の思いに応えるのが私の責任だ」と表明。一方で「潔く辞めることも一つの責任の取り方だし、それを否定するものではない」とも語った。
石破茂氏が辞めるとなると、防衛大臣はこの1年で4人辞めることになり、5人目の防衛大臣誕生となる。(参考)
1 久間章生 2007年1月9日-「原爆しょうがない」
2 小池百合子 2007年7月4日- 「誰も責任取らないから」(意味不明)
3 高村正彦 2007年8月27日-
4 石破茂 2007年9月26日-

このうち、自分以外の都合で辞めたのは高村氏のみ。後はろくな理由じゃない。
今度の件もはっきり言ってつまらない揚げ足取りだ。もっと下々の問題だ。大臣が辞任するには軽すぎる。というか、平均3ヶ月の防衛大臣など軽すぎる。ボラティリティが高過ぎる。
ちなみにアメリカ国防長官の直近10人の平均在任年月は、3年3ヶ月だ。これじゃ、もう日米緊密連携も何もないだろう。いつ辞めるか分からんような大臣と本気で付き合っても仕方がないと誰だって思うだろう。
野党民主党は、大臣辞めさせて勲章を取る競争をしているようだ。戦国時代、敵将の首を取って武勲を立てるのと同じだ。「石破茂討ち取ったり!」なんて雄叫びあげて快哉を叫ぶ、このために国会はある。日本の場合、首の挿げ替えが実は問題の先送りに利用されている。禊の伝統だ。
今回のイージス艦事故など要するにアホみたいな普通の海難事故だ。純粋油断だから、それほど尾を引く問題でもない。ましてや2分前だの12分前だの、捜査関係者がしっかりやればいいだけの話であって、国会議員が大騒ぎするような話じゃない。戦国時代ごっこやる経費ないので国会議員はリストラするしかない。
これまで20年間事故を起こしていなかったのだから、まあごく普通の確率で起き得ることだろう。あえてゴタゴタ言うほどのものでもなし。艦長とプラス上級幹部を更迭して終了だ。
ちなみに民意は圧倒的に「辞めるな」だ。
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